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トルコがシリア軍事作戦開始 クルド人地域

10/10(木) 0:18配信

産経新聞

 【カイロ=佐藤貴生】トルコのエルドアン大統領は9日、隣国シリア北部への軍事作戦を始めたと述べた。トルコの安全保障上の脅威とする少数民族クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)を攻撃し、シリア側国境沿いに「安全地帯」を設けるとしている。

 トランプ米政権は6日、シリア北部の国境地帯から米軍兵士を撤収させ、戦闘には干渉しない姿勢を表明。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討で連携したSDFは「裏切り行為」だと米側を非難していた。

 シリア内戦に介入しているロシアも9日、軍事作戦は領土主権の侵害だとしながらも、静観する方針を示している。SDFへの攻撃は激しいものになる恐れがあり、地域の不安定化が懸念される。

 トルコメディアは9日夕、シリア北東部の国境の町ラス・アルアインで爆発音が聞こえ、建物から煙が上がっていると伝えた。北部の別の町でも爆発が起き、住民が避難しているという。トルコ軍は上空からの空爆に加え、地上から砲撃も行っているもようだ。

 トルコはSDFについて、独立を掲げる同国内の非合法武装組織「クルド労働者党」(PKK)と一体の「テロリスト」だとして、以前から軍事攻撃を計画していた。

最終更新:10/10(木) 12:52
産経新聞

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