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9月のビール類販売、駆け込みとラグビー効果で二桁増

10/10(木) 13:47配信

産経新聞

 ビール大手4社の9月のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の販売動向が10日、出そろった。消費税率引き上げに伴う駆け込み需要や、ラグビーワールドカップ(W杯)による消費増もあり、4社とも対前年同月比で二桁増を確保した。ただ、駆け込み需要の大きさ自体は前回の消費税増税直前の平成26年3月と比べると小さかったとみられ、増税後の影響が見通せなくなっている。

 業界関係者によると、プライベートブランドを含めたビール類市場全体では17%増となったもよう。ジャンル別ではビール13%増▼発泡酒15%増▼第3のビール21%増-だった。

 各社別ではキリンビールが24%増▼サッポロビールが17%増▼サントリービール16%増▼アサヒビールが11%増。各社は消費増税前のまとめ買いの取り込みを狙い、主力ブランドでの箱売りを強化したことなどの影響があったとみられる。

 また、ラグビー効果では、キリンが国内製造・販売権を持つ「ハイネケン」は3・4倍を記録したほか、キリン以外でも「直営店で日本代表の試合当日はビール販売が大幅に伸びた」という。ラグビーが各社に少なからず好影響をもたらしたもようだ。

 ビールの缶商品で大きく伸びたのがキリン「一番搾り」で37%増、サントリー「ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール」は31%増、サッポロの「サッポロ生ビール黒ラベル」と「エビスビール」がともに約3割増。第3のビールもキリン「本麒麟」の86%増を筆頭に、サントリー「金麦」ブランドやサッポロの「麦とホップ」が3割増と家庭向け缶商品が伸長した。加えて、第3のビールの登場で市場が縮小中の発泡酒も各社で二桁増を確保した。

 ビール類以外では、大型容器を展開するウイスキーで駆け込み需要が起きた。サントリーでは「トリス」ブランドが41%増、「角瓶」ブランドも26%増。キリンの「ホワイトホース」が48%増だった。

最終更新:10/10(木) 13:57
産経新聞

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