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トルコ、クルド民兵109人殺害 地上部隊、シリア領に

10/10(木) 21:10配信

産経新聞

 【カイロ=佐藤貴生】シリア北部への越境攻撃を始めたトルコ軍は9日、空爆や砲撃に続いて地上部隊をシリア領内に侵入させた。ロイター通信によると、エルドアン大統領は10日、109人の民兵を殺害したと述べた。シリア側では民間人数千人が避難しており、地域の不安定化は必至。シリア内戦は新たな局面に入った。

 トルコの攻撃対象は少数民族クルド人を主体とする民兵組織「シリア民主軍」(SDF)。シリア北東部の町ラス・アルアインなど180カ所以上を攻撃した。地上部隊は4カ所からシリア領に入り、北部の町の一部を制圧したとの報道もある。

 米政権が一時、攻撃に干渉しない姿勢を示唆したのを受け、トルコのエルドアン大統領は9日、「テロの回廊」を消し去ると述べて攻撃開始を宣言。欧米やアラブ諸国でもトルコへの批判が相次いでいる。

 トルコはSDFについて、自国内の独立を目指す非合法武装組織「クルド労働者党」(PKK)と連携しているとして敵視してきた。SDFを攻撃してシリア側国境に「安全地帯」を設置し、トルコにいるシリア難民を帰還させるとしている。

最終更新:10/10(木) 21:10
産経新聞

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