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【医師に聞く】自然に痩せてきても喜べない? 動悸やほてりが伴ったら、バセドウ病を疑うべし!

10/10(木) 12:28配信

Medical DOC

日常的な体調の変動を「気持ちの問題」だと思い、我慢してしまってはいないだろうか。内分泌・代謝疾患を専門とする小山朝一先生によると、自律神経の失調を起こしてしまう「甲状腺の病気」があるらしい。全身に緊張を強いられたような状態が続く「バセドウ病」。その正体と体の仕組みについて、詳しい話を伺った。

[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]

【この記事の監修医師】
小山朝一先生(小山内科 院長)
東邦大学医学部卒業。東邦大学医療センター佐倉病院にて研修を開始、助教・講師などを経た2016年、父から診療所を継ぎ、千葉県千葉市の「小山内科」院長に就任。「内分泌・代謝疾患」を専門としながらも、地域に根ざしたホームドクターとして、総合的な診療に努めている。医学博士。日本糖尿病学会、日本甲状腺学会、日本肥満症治療学会ほか、各学会所属。

常に緊張したような状態が続くのは「バセドウ病」のサイン

編集部:
日ごろから「喉の腫れ」や「心臓のドキドキ感」が続いているのですが?

小山先生:
くわしく調べてみないとわかりませんが、体重の減少に加えて、眼球がいつもより飛び出しているようなら、「バセドウ病」かもしれません。

編集部:
「バセドウ病」とは何ですか?

小山先生:
首の部分にある甲状腺から過剰なホルモンが分泌され、体調を崩してしまう病気です。ホルモンは体の新陳代謝を促しますから、「過剰」に分泌されると、激しい運動をした後のように心臓がドキドキします。発症率は数百人に1人程度で、自己免疫異常が原因とされています。

編集部:
主な症状にはどのようなものがあるのでしょう?

小山先生:
喉にある甲状腺の腫れ、眼球が飛び出してくる、脈拍の上昇が典型的な三症状です。ほか、大きな舞台で緊張したときのような自覚症状を伴います。具体的には、発汗、手の震え、息切れ、うわずった感じ、そして代謝が上がったことによる体重の減少などです。

編集部:
眼球が飛び出してくるのはどうしてなんでしょう?

小山先生:
ホルモンの影響で「目の後ろにある組織」が肥大し、眼球を押し出してくるからです。目が飛び出してくる症状は、バセドウ病のほかの症状と独立しているようです。全く起こらなかったり、ホルモンの状態が落ち着いても症状として残ったりします。

編集部:
ひとつの症状に特化していないのでしょうか?

小山先生:
人によってさまざまです。ただし、日によって違うということはありません。固定した症状が繰り返されます。

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最終更新:10/10(木) 12:28
Medical DOC

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