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これから飲んでみたい人のための「ジン」「クラフトジン」入門

10/10(木) 18:19配信

メシ通

クラフトジンの専門店を発見

巷ではクラフトジンが流行っているようですね。
私も最近、沖縄旅行の際に泡盛ベースのジンを飲んだのがきっかけで興味を持ち、「身近にジンに関していろいろ聞けるお店はないかな……」と思ってずっと探していたんです。
すると、なんと中野にジン専門のバーがあることを発見。
さっそく初歩から教わりに行くことにしました。

シングルモルト・シングルカスクの神髄にちょっとだけ触れてきた

そもそもジンとは何なのか

中野南口徒歩1分、カウンターのみの小さなBAR。
「Craft gin & Cocktail bar Navel(ネーブル)」というお店です。
こちらは常時100種類前後のジンを揃え王道のジントニックを多様に提案しているそう。
今回お話をうかがうのはバーテンダーでマネージャーの大澤裕也さん。

──まずはジンというお酒に関して基本的なところから教えてください。ジンというとベースになるお酒は農作物由来と聞いたことがあるのですが……。

大澤さん:そうですね。昔は穀物が主流だったようですが、もう今はブドウでもなんでもOKなので、お酒になるものなら基本OKです。ただジンを名乗る絶対条件として「ジュニパーベリーの使用」、これがマストです。

ジュニパーベリーは、ヒノキ科の木の実、和名「セイヨウネズ」の実。
胡椒のようなスパイシーな芳香を感じられる。ジンだけでなく、肉料理などにもスパイスとして利用される。

大澤さん:あとは蒸留だなんだと細かいルールはあるんですがジュニパーベリーが入っていないことにはそれはもうジンではない。身近な例ですと……「ズブロッカ」って飲んだことあります?

──はい。ハーブが入っているウォッカですよね?

大澤さん:ズブロッカってハーブを漬け込んでますけど、ウォッカじゃないですか。あそこに代わりにジュニパーベリーが入ったら、それはもうジンなんですよ。

──ああ、なるほど! そういううことか!

大澤さん:わかりやすく言うと、そうなんですよ。

──要は、蒸留酒にジュニパーベリーを入れるとジンになると。

大澤さん:一番簡単なジンの作り方はスピリッツ(蒸留酒)を買ってきて、ジュニパーベリーと自分の好きなハーブを漬け込む方法。コンパウンドジンとか、そういう呼び方になりますけどジンはジンなんですよね。

──ジンって、かなり自由度が高いんですね。

大澤さん:そうなんです。もともとそれほどガチガチに法律が定められていなかったお酒ですからね。「昔から、ジンってこうだよね」みたいな定義を決めずに伝統的に作られてきたので、これまでなんとなくそうなっていたんですね。
2008年以降、クラフトジンが増え続けてきた時点で、このままではなんでもかんでもジンということになって飽和してしまうということで、あらためてルールがまとめられたんです。

──けっこう最近のことなんですね。

大澤さん:ルール化していく過程で定義から外れてしまう老舗ブランドもあったのですが、現在はそれらも収まるように工夫されているようです。調べてみたのですが、糖度に関しての議論があったようですね。「糖度が高すぎてジンじゃない」「糖度2~3%未満程度であればOK」など。
それはそうですよね。これまで何十年も作ってきたジンが急に「今年から君のところはジンじゃない。ゴメンね」ってわけにもいきませんから。

──たしかに。そりゃそうですよね。

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最終更新:10/10(木) 18:42
メシ通

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