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豆を使わない「人工コーヒー」が誕生へ 気になるお味は?

10/10(木) 11:58配信

ハフポスト日本版

「コーヒー豆を使わないコーヒー」を想像できる?

コーヒー愛好家にとっては悪夢かもしれない人工コーヒー。2020年には、あなたも飲めるようになるかも。

植物原料の代替肉「インポッシブル・バーガー」を誕生させた人々の支援を受けたアメリカのスタートアップ企業が、世界初の人工コーヒーを実験室で発明したという。そして、数百万ドルというシード投資(起業前の投資)のおかげで、早ければ2020年までにこのコーヒーを初めて飲むことができるかもしれない。

シアトルに本拠を置くAtomo(アトモ)は、インポッシブル・フーズやSpotifyをも支援した、投資企業のホライズン・ベンチャーズから260万ドルを受け取った。

Atomoの共同創業者で食品科学者でもあるジャレット・ストップフォースは声明で、「コーヒー業界は革新と変化を遂げる時期に来ています」と述べている。「農産物の代替品が受け入れられることは、代替肉や乳成分のない代替ミルクで実証されており、今回はこのような活動を我々が情熱を持っているカテゴリー、つまりコーヒーで実現したかったのです」

最新の代替肉商品の1つであるKFCのヴィーガンチキンを始めとして、人工材料を使った料理は今、熱い注目を集めている。

業界は、従来の生産環境がもたらす環境への負担に対する持続可能な解決策を提示しているのだ。

Atomoのマーケティングの大部分は、コーヒーの収穫が地球上の自然な生息環境にもたらしてきた被害を懸念する人々にアピールするものとなっている。

コーヒー業界には大規模な森林破壊と水質汚染がつきものになっており、これらが気候変動の大きな要因となっている。コーヒーの木の大半は、需要に応えるべく、直射日光の下で栽培されており、現地の野生動物に災いをもたらしている。

人工コーヒーの味は?

Atomoの人工コーヒーの原料については、コーヒー豆の分子を研究し、天然由来で持続可能の原料を使って開発された、ということ以外は未だにわかっていない。

それが何であれ、Atomoのウェブサイトによると、味は「ローストアーモンドやタフィーの香り」のするコスタリカ産のコーヒーに似ているという。 また、このコーヒーは、ヴィーガンでコーシャ (ユダヤ教の戒律による基準) 認証を受けたものになる。

Atomoは、NPR(米ラジオ局)に、自社の人工コーヒーは、栄養価や風味、そしてコーヒー好きには非常に重要なカフェインなど、本物のコーヒーの良いところをすべて再現していると話した。

豆の「改造」によるメリットは、改善された風味だと言われている。また苦味については、アトモスはその原因となる化合物を分子から取り除くことができる、とストップフォース氏はNPRに話しており、苦味が苦手な人も安心だ。

ネット上での反応は分断しているようだ。一部のコーヒー愛好家は、このようなコーヒーの新種について当然のことながら愕然としている。その他の人々は、豆を使わない未来のコーヒーについてより寛容的のようだ。

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最終更新:10/10(木) 11:58
ハフポスト日本版

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