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「福島の安全性発信」 東京五輪あづま観戦はソフト IOC会長

10/11(金) 8:26配信

福島民報

【スイス・ローザンヌで藁谷隆本社報道部記者】内堀雅雄知事と国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は十日午後(日本時間十日夜)、スイスのローザンヌにあるIOC本部で会談した。バッハ会長は東京電力福島第一原発に関する風評払拭(ふっしょく)に向け、県産食品の安全性などを世界に発信し、二〇二〇年東京五輪の理念である「復興五輪」を実現させる強い意欲を示した。また、東京五輪で来訪予定の福島市の県営あづま球場では、ソフトボールを観戦する考えを表明した。

 内堀知事は県産農林水産物の安全対策や空間放射線量のモニタリング体制などを説明した。バッハ会長は「IOCとして福島県の安全性を発信していかなければならない」と述べ、各国のオリンピック委員会(NOC)などが集まる場で福島県の放射線量などの最新情報を発表するとした。八月に東京都内で開かれた各国・地域の選手団長会議で韓国から出された質問などを念頭に、福島県の安全性を率先して啓発する考えを強調した。

 会談で、内堀知事はあづま球場のグラウンドの人工芝化などの改修状況を紹介した。披露イベントとなった九月二十八日のプロ野球イースタン・リーグ公式戦などの盛況ぶりを伝え、さらなる機運醸成に努める決意を示した。

 バッハ会長は昨年十一月、改修前のあづま球場を視察し、内堀知事に福島への再訪を約束。今年四月にはIOC本部で福島県をはじめとする被災地の中高生らと会い、あづま球場で共に競技観戦する意向を伝えていた。

 東京五輪を巡っては、あづま球場でソフトボールが来年七月二十二、二十三の両日に三試合ずつの計六試合、野球は七月二十九日に日本戦一試合の計七試合が実施される。ソフトボールの日本戦は五輪全競技のトップを切って行われる。

最終更新:10/11(金) 8:26
福島民報

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