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メルセデス、日本GPに空力アップデートを投入。”打倒フェラーリ”を狙う?

10/11(金) 9:32配信

motorsport.com 日本版

 メルセデスは、フェラーリに追いつくべく、日本GPにアップデートパーツを投入。サイドポンツーンに取り付けたターニングベインを微調整してきた。

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 ここ最近のグランプリでは、フェラーリの躍進が著しい。彼らはシンガポールでアップグレード版の空力パッケージを投入。これが功を奏し、そのシンガポールとロシアGPで高い戦闘力を発揮した。

 一方でメルセデスは、ここ数戦アップデートを投入しておらず、フェラーリに先を行かれた感がある。その差を埋めるため、メルセデスは鈴鹿に向けて小規模な開発を施してきた。

 メルセデスが施した改良を目にできるのは、サイドポンツーンの前方に取り付けられたターニングベインだ。メインの写真をご覧いただこう。緑色の矢印で示された小さなターニングベインはこれまでと同様だが、赤の矢印で示された地面と水平方向の要素は、これまでの4本から5本に増やされている。また、下の2本は前後長が短くなり、その一方で紫色の矢印で示されたメインのターニングベインの上下の長さが伸びている。またこの紫の矢印のターニングベインは、これまではコクピット横まで伸びるL字型の形状をしていたが、これが2分割された。

新旧スペックを比較。その狙いはなんだ?

 2枚目の写真の左側が旧型、右側が新型……比較すれば、その差は一目瞭然である。

 コクピット横から伸びるエレメントは、僅かに揚力を生む形状になっている。しかしながらこれにより、サイドポンツーンの上面に沿うような形で気流を後方に向けて送ることを狙っている。

 ただ今回のように水平部分と垂直部分を分割することによって、チームはそれぞれのエレメントの効果を最大限にできるよう、微調整を加えやすくなるはずだ。

 メルセデスは今シーズン、マシンのパフォーマンスを最大限に発揮するために、このターニングベインとバージボードのアッセンブリーを事細かに変更してきた。

 今年の初めのメルセデスは、3本の垂直方向のベインを搭載していた。しかし水平方向のエレメントを拡充してきたということは、フロントタイヤが生み出す後方気流を調整に関するアプローチが、変更されたことを示唆しているようだ。

 水平のエレメントと垂直方向のエレメントを細かく使うことによって、メルセデスの空力担当者は、乱流を打ち消し、それを効果的に利用できるように変換しているのだろう。

Jake Boxall-Legge

最終更新:10/11(金) 9:32
motorsport.com 日本版

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