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全会場で緊急時対応プランを=テスト大会、ラグビーW杯教訓に-東京五輪

10/11(金) 7:11配信

時事通信

 来年の東京五輪・パラリンピックは7~9月に開催されるため、今年のラグビーW杯同様に台風など荒天への備えは欠かせない。組織委員会は全ての会場でコンティンジェンシー・プラン(緊急時対応計画)を用意する方針で、共通の会場があるラグビーW杯の知見も参考にする。

 今年9月に台風15号が関東地方を直撃した際は、空手とカヌー・スプリントの五輪テスト大会が大きな影響を受けた。未明に千葉市付近に上陸した9日は東京・日本武道館で空手が予定され、海の森水上競技場でカヌー・スプリントの公式練習が組まれていた。組織委は前日の8日午前に気象庁の注意喚起が出たことを受けて対応した。

 空手は前日の段階で運営スタッフの集合、競技開始を数時間繰り下げた。しかし、当日朝に公共交通機関が想定以上に混乱したため午前10時には3~4割のスタッフしか集まらず、競技開始を午後1時にさらに繰り下げて3種目のうち1種目は実施を見送った。組織委の担当者は「鉄道事業者の動向に左右され、屋内競技でも天候の影響を受ける。この点が大きな課題」と話した。

 カヌー・スプリントは前日にスコアボードを撤収し、屋外艇ラックを固定。当日の早朝6時すぎに公式練習中止を決め、復旧作業を実施した。

 空手は運営確認が主目的のため無観客で行い、カヌーも公式練習日だったため観客への対応は問われなかった。来年の本番を想定した場合、競技の実施可否に関する情報や日程変更時のチケットの取り扱いについて観客に周知する必要があるため、組織委は専用アプリの開発を進めている。 

最終更新:10/11(金) 7:22
時事通信

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