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【セCS】伊勢氏「阪神はもっと破れかぶれでもよかった」

10/11(金) 16:32配信

東スポWeb

【伊勢孝夫・新IDアナライザー】阪神には工夫が足りなかった。先発左腕のメルセデスは特別よかったとは思わないし、普通の出来だったが、阪神打線が、どの球をどう狙っていくのか、どう打とうとしているのかがわからなかった。短期決戦は勝負どころの狙い球、追い込まれるまで捨てる球があるものだが、それが絞れていなかった。

 継投にしても先発の高橋遥が2回で早々に代わり、その後もガルシア、島本、岩貞と左ばかり。球の速い遅いはあっても似たようなタイプを続けたことで、巨人打線の目先を変えるところまでいかなかった。

 逆にアドバンテージのある巨人の方が工夫していた。5回一死一、二塁から初球にダブルスチールを仕掛け、丸の犠飛で4点目。あれが効いた。二、三塁になれば内野ゴロでも1点が取れる形になるから丸も気が楽に打てる。リードしている展開でも原監督はああいうことをやるんだ。誰も考えつかない、ベンチワークの勝利やね。

 阪神にしたらファーストステージでDeNAとしのぎを削ってきただけに物足りなかった。もっと破れかぶれでもよかったんじゃないか。西は無理だったのか、藤浪だったらどうだったか…。矢野監督はばくちをするタイプではないのだろう。

 それでも流れが変わるなら第3戦しかない。巨人の先発がルーキーの戸郷ということは、菅野が投げられないという事情があるのだろう。日本シリーズに温存しているのかもしれないが、原監督もこれで決める、という気でいかないと、一度変わった流れはすぐに戻ってこない。 (本紙評論家)

最終更新:10/12(土) 16:49
東スポWeb

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