ここから本文です

マンチェスター・シティ来日を実現させた「音楽業界の流儀」 大会成功の裏側とは?

10/11(金) 12:10配信

REAL SPORTS

異例の“練習の有料販売”は、音楽業界では普通のこと

――結果的には、シティ・フットボール・グループ同士ということもあり、多くの横浜F・マリノスファンがスタジアムに足を運んでくれたのかなという印象があります。

杉本 本当にそうでしたね。そして僕はシティのパワーにも驚きました。

――ゴール裏とかすごかったですよね。有志の若いファンがチャント集を作って3000部印刷して、ゴール裏のファンに配ったそうですね。

杉本 そんなこともあったのですね。どっちのファンがどれだけ来場していただいたかはここで伏せますが、横浜FMの直前の動員と比べるとすごい数でした。なのでお互いのファン・サポーターにとって良い結果になったのかなと思っています。

――実際に日本でシティが試合をする光景をご覧になってどう感じましたか?

杉本 ケヴィン・デ・ブライネやダビド・シルバらの技術の高さに脱帽しました。ただ、マン・オブ・ザ・マッチは、ラヒーム・スターリングを指名させていただきました。

――杉本社長が決められたのですね。あの試合ではデ・ブライネが相当目立っていたこともあって、人選はとても悩ましかったとは思うのですが?

杉本 もちろんデ・ブライネも素晴らしかったのですが、やはり決めなくてはいけないタイミングできちんと決められる選手はすごいですよね。そこを評価したかったです。

――確かに近年のスターリングの、決定機を決め切る力には脱帽ですよね。いずれにしてもピッチ内外、最高の内容でした。ピッチ外では、例えば、カイル・ウォーカーに対して熱血指導をするペップの姿なども見られました。

杉本 ペップは練習の時にも、かなり激しく指導をしていて、すごいなと思いましたね。通常、シティは練習を見られないらしいので、貴重なシーンでした。

――プレミアリーグのチームは原則練習は非公開が多いですね。ちなみにサッカー界では、練習を有料で販売することは一般的ではありません。今回練習に関してもチケット販売していましたが、これは音楽では普通のことなのでしょうか?

杉本 音楽の世界だとビッグネームの外国アーティストなどチケットが売り切れて参加できない人のために、前日リハーサルを安価で販売する文化があります。僕らからすると割と普通のことではあります。ただ自由席で販売したのですが、子ども用の金額を準備して、もう少し子どもたちに来て見てもらえばよかったですね。台風の影響もあって難しい部分もありましたが、シティの練習を見ることができれば、子どもたちにとっても良い影響があったでしょうし、たくさんの子どもたちが見ていたほうが選手たちも練習にも力が入りますしね。

[PROFILE]
杉本圭司(すぎもと・けいじ)
1959年生まれ、東京都出身。株式会社Zeppライブ代表取締役社長。1985年、コンサート制作会社・株式会社バックステージプロジェクト設立代表取締役。X JAPAN、LUNA SEAなど多数のコンサートプロモートを手掛ける他、1997年ビクターと共同でレーベル、ガイレコード設立、河村隆一他をリリース。その後、2012年、Zeppライブエンタテインメント設立と同時に代表取締役に就任。

インタビュー・構成=内藤秀明

4/4ページ

最終更新:10/11(金) 13:05
REAL SPORTS

こんな記事も読まれています

スポーツナビ サッカー情報

海外サッカー 日本人選手出場試合

あなたにおすすめの記事