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埼玉NO.1左腕・米山魁乙(昌平)が目指すのは今永昇太【ドラフト特集】

10/11(金) 12:01配信

高校野球ドットコム

 今年は佐々木朗希、奥川恭伸といった高校生右腕の人材の豊富さが目立つ中、左腕の好投手は数少ない。そんな中、評価が高いのは、昌平の米山 魁乙だ。速球は140キロ前半ながら、伸びのあるストレートで、さらに120キロ後半のカットボールを織り交ぜ、次々と空振りを奪う。最後の夏は準々決勝まで無失点。16.1回を投げ3失点と抜群の安定感を発揮し、埼玉県ナンバーワン左腕として評価を高めている。

【写真】米山魁乙(昌平)が見せるしなやかな腕の振り

 そんな米山は最後の夏へ向けてどんな課題を設定し、取り組んできたのか。また、来たるドラフト会議に向けて、どんな心境で1日を過ごしているのかについても語っていただいた。

春に出た課題を克服し、夏ではリリーフとして活躍

 今春の県大会では最速140キロを計測し、県内屈指の好左腕として注目され始めた米山。
 ただ、関東大会出場をかけた春季大会準々決勝で浦和実に敗れ、関東大会出場を逃してしまう。その敗戦で、米山は「気持ちが先走ってしまい、感情もボールも、うまくコントロールできなかったのが反省点として残りました」と振り返る。

 春季大会のピッチングを見ると、浦和実戦に限らず、米山のピッチングは基本的にストレート中心。そしてムキになって制球を乱す場面も見られた。

 制球力の重要性を痛感した米山は練習試合において、シート打撃ではスピードではなく、コントロール重視の投球を心掛けた。

 そして11月から取り組み始めたカットボールの精度を高めた。
 「カットボールを投げるきっかけになったのは、昨秋の地区予選の花咲徳栄戦での敗戦です。遅い変化球だと徳栄のようなレベルの高い打線では、うまく待たれてしまい、打たれてしまった。速い変化球はずっと必要だと思っていました」

 夏前には120キロ後半のカットボールを完成させ、「ピッチングの引き出しが増え、自分の中でバリエーションが広がったと思います」と手ごたえを感じていた。また米山のストレートはナチュラルに動く。

 「自分は普通の真っすぐを投げているつもりですが、動くストレートも自分の特性なので、しっかりと武器にしようと思いました」

 そして夏の大会では先発ではなく、リリーフ中心の起用。米山は「本心では先発でいきたいという気持ちがありましたが、チームが勝つことが一番なので、リリーフで頑張ろうと思いました」とリリーフ起用で勝つ投球に専念しようと心に決めた。

 準々決勝までの4試合で無失点の快投。
 「初戦こそばらつきはありましたが、徐々に制球力が高まっていることは実感していました」
 自慢のストレートもレベルアップしていることを実感した。

 「ストレートで空振りを奪った時、バットがボールの下を振っている空振りも多く見られました。また春日部共栄戦で投げていて実感したことは、インコースに投げ込んだ時に、だいぶ詰まった打球のファールも多くなっていて良かったと思います」

 しかし準々決勝の春日部共栄戦では5.1回を投げて、6四死球、3失点と悔しい内容で敗退、夏が終わった。

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最終更新:10/11(金) 12:01
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