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台風19号も匹敵する大雨? 61年前、1000人以上の命を奪った狩野川台風とは

10/11(金) 18:32配信

BuzzFeed Japan

台風19号は「狩野川台風」に匹敵する記録的大雨になる可能性も。

気象庁は10月11日午前に開いた臨時記者会見で場合によっては伊豆、関東地方に甚大な被害をもたらした「狩野川台風」に匹敵する記録的大雨になる可能性を指摘。「自分の命、大切な人の命を守るための行動を」と呼びかけた。

死者・行方不明者が1000人を超える大規模災害となった「狩野川台風」とはどのようなものだったのだろうか。【BuzzFeed Japan / 千葉雄登】

1000人以上の命を奪った、狩野川台風の猛威。

1958年9月に発生した狩野川台風は静岡県伊豆半島の南端をかすめ、神奈川県三浦半島、東京を通過し、北上。死者888名、行方不明者381名、決壊した堤防24箇所、家屋の全半壊・流失・浸水による被害6,775戸という甚大な被害をもたらした。

なぜ、ここまで被害が拡大したのか。

被害が拡大した要因は強雨が集中したことで伊東大川の氾濫など各河川が氾濫したこと、狩野川などが決壊し大洪水となったこと、豪雨で山崩れが発生したこと、高潮や大波で防波堤や護岸に大きな被害があったことなどが挙げられる。

当時、主な情報伝達手段として用いられていたラジオや有線放送は停電のため使えなかった。家庭用ラジオは当時、コンセント接続が必要なものが多かったのだ。また、半鐘や消防団による活動も十分な効果を発揮することができなかった。そのため、被害が拡大したと見られている。

伊豆市の修繕寺橋では上流から流れてきた土砂や流木が次々と引っかかり、一時ダムのような状態に。大量の水を溜め込んだ末に、決壊し、下流の地区に大きな被害をもたらした。

今日のうちに万全な備えを。

12日12時までの24時間雨量は多いところで東海地方で500ミリ。気象庁は「今日のうちに、備えが万全か再点検をしてほしい」と呼びかけている。

一方、東京都内の家電量販店ではカセットボンベや懐中電灯などを求める人が相次ぎ、売り切れも目立ちはじめた。

風雨が強くなる前に、万全な備えを行う必要がある。

以下が、気象庁のホームページで紹介されている台風や集中豪雨から身を守るため、自分で出来る備えだ。

【家の中の備え】

・非常用品の確認

・室内からの安全対策(飛散防止フィルムを窓ガラスに貼る/飛来物の飛び込みに備えてカーテンやブラインドをおろしておく)

・水の確保(断水に備えた飲料水の確保/浴槽に水を張るなど)

【家の外の備え】

・窓や雨戸はしっかりとカギをかけ、必要に応じて補強する。

・側溝や排水溝は掃除して水はけを良くしておく。

・強風で飛ばされそうな物は飛ばないよう固定したり、家の中へ格納する。

千葉雄登

最終更新:10/11(金) 18:32
BuzzFeed Japan

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