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カルダノからイーサリアムまで、2020年はPoSにとって決定的な年になりうる

10/11(金) 6:00配信

CoinDesk Japan

2020年はプルーフ・オブ・ステーク(PoS)ブロックチェーンがついに出現する年になる。たぶん。

業界で最も期待されている2つのPoSネットワーク、イーサリアム(ethereum)とカルダノ(Cardano)は第1四半期に(再)ローンチする予定。

時価総額で世界第2位のブロックチェーン・プラットフォームであるイーサリアムは、2014年以来、PoSへの移行を目指している。共同設立者ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏は、PoSをイーサリアム完成への鍵と見ている。

「イーサリアム1.0は、世界規模のコンピューターを構築しようとする数人の断片的な試み、だが(PoSに基づく)イーサリアム2.0は、実際に世界規模のコンピューターとなるだろう」と同氏は述べた。

概念的には、PoSは2012年頃から存在している。だがこれまでのところ、イオス(EOS)、テゾス(Tezos)、コスモス(Cosmos)などのブロックチェーン・プラットフォームでのPoSの適用は、その利用状況や市場価値の点で、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)プラットフォームを上回ることが証明されていない(例えば、ビットコイン、イーサリアム)。

PoSでは、バリデーター(検証者)は、検証する通貨を所有しなければならない。つまり「フォージャー(通貨の生成者)」は、常に生成されたコインを所有する。PoSにはマイニングは存在しない。つまり計算問題を解くために莫大な電力を使うことはない。

PoS支持者は、PoSは従来のPoWブロックチェーン・システムよりも、よりスケーラブル、持続可能で、安全なものになると主張している。だが、その比較優位性と、ガバナンスが機能するかどうかについてはまだ結論は出ていない。

カルダノは、新しいPoSシステムをローンチするのではなく、既存のPoSプラットフォームをパブリック・ネットワークとしてアップグレードしようとしている。

時価総額で12番目に大きな仮想通貨であるカルダノは、現在、カルダノ財団(Cardano Foundation)、インプットアウトプット香港(IOHK)、エマーゴ(Emurgo)の3つの組織からなるトランザクション・バリデーターの連合システムによって運営されている。この構造は権限が過度に集中しているとの批判を招いた。

IOHKのCEOチャールズ・ホスキンソン(Charles Hoskinson)氏は、パブリックネットワークではビットコインやイーサリアムなどのPoWシステムと比較して、100倍のユーザーがソフトウエアを実行できるようになるとインタビューで語った。

「これは(カルダノ)プロトコルを完全にコミュニティに渡すための出発点になる」とホスキンソン氏は「シェリー(Shelley)」と呼ばれる来年のネットワーク・アップグレードについて述べた。

マルチブロックチェーン・ステーキングサービス提供企業Stakedの創設者兼CEO、ティム・オギルビエ(Tim Ogilvie)氏は、2019年はすでにPoSにとって重要な年と述べた。

「何百万ドルものPoS資産を問題なく、何十億ドルもの電力コストをかけずに運用できる」と同氏はCoinDeskに語った。

「すぐに、カルダノやイーサリアムのようなビッグプロジェクトがこうした結果をさらに発展させていく姿を見ることになるだろう。我々は確かに興奮している」

さらにオギルビエ氏は次のように述べた。

「我々が“大きな市場規模のPoSコイン”と呼ぶものが恐らく5~6種類あり、カルダノはその1つ。それが我々がこのビジネスに参入した理由だ。これらの大規模でエキサイティングなプロジェクトは、イーサリアムのようにPoSに移行するか、カルダノのようにPoSでローンチするかのどちらかだ」

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最終更新:10/11(金) 6:00
CoinDesk Japan

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