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日本マイクロソフト、ついに新社長を御披露目、前HPE社長の吉田仁志氏が就任

10/11(金) 7:30配信

BCN

 日本ヒューレット・パッカード(HPE)の社長を9月30日付で退任した吉田仁志氏が10月1日、日本マイクロソフトの社長に就任した。前任の平野拓也氏が8月31日に社長を退任し、同社特別顧問に就くとともに米マイクロソフトでグローバルのパートナー戦略を担う部門のバイスプレジデントに“栄転”して以来、丸1カ月空席だったポストがようやく埋まった。



 日本マイクロソフトは10月2日、吉田社長とマイクロソフト アジアのラルフ・ハウプター プレジデント、さらには平野・特別顧問も出席して新社長の就任記者会見を開き、吉田社長誕生の背景や新体制における経営方針などを説明した。

 吉田社長は日本マイクロソフトの社長に就く決断をした理由に言及し、「ITの世界に長年身を置いてきたが、われわれの世代の責任として、次の世代により良い世の中を準備したいとずっと考えてきた。テクノロジーやライフスタイル、ワークスタイルがどんどん変わっていく中で、良い意味で世の中の変革に大きく貢献できる数少ないグローバル企業であるマイクロソフトに参加できたことは大変嬉しく、日本マイクロソフト社長としてのミッションと私個人のライフタイムのミッションは重なっていると思っている」とコメントした。

 さらに、前職のHPE社長時代から、マイクロソフトとはパートナーの立場で密接に協業してきたことも強調した上で、「平野前社長がつくられたチームは非常に強いマネジメントチームであり、社員がとても生き生きしている。就任初日からフロアをまわってできる限り社員一人一人と話すようにしているが、みんな非常にポジティブで、これなら本当に日本の社会を一緒に変えられると思った」と就任後の感想を述べた。

 同社は8月にすでに今年度(20年6月期)の経営方針を発表しているが、吉田社長はその内容は変更しないこと、少なくとも今年度はこれに沿った舵取りをしていくことも明言した。
 

 また、吉田社長の上司となったハウプター プレジデントは、日本マイクロソフトが日本社会のデジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献するための提案ができる体制を整えたことなどを平野前社長の功績として挙げ、吉田社長に対してはその成果を引き継ぐことになると強調。「顧客の成功を実現するというマイクロソフトが最も優先しているフィロソフィーを共有し、さらなる成長を実現してくれると期待している」とした。
 

 平野特別顧問も、「日本マイクロソフトが進めてきた日本の社会変革への貢献を、吉田社長独自のやり方でさらに加速させてほしい」とエールを送った。(本多和幸)

【吉田仁志(よしだ・ひとし)氏の略歴】
 1983年米国タフツ大学卒業、伊藤忠グループ事業会社入社。89年米国スタンフォード大学大学院コンピュータ・サイエンス修士号取得。95年米国ハーバード大学ビジネススクール経営修士号取得。同年米ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズに入社し、97年にはケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ代表取締役社長就任。2001年、ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ米国本社と米国ノベルの合併に伴い、ノベル代表取締役社長兼米国ノベル上級副社長に。06年、SAS Institute Japan代表取締役社長。11年、SAS Institute副社長北アジア地域統括と日本法人社長の兼任に。15年、日本ヒューレット・パッカード代表取締役社長執行役員就任、19年10月1日より日本マイクロソフト代表取締役社長。

最終更新:10/11(金) 7:30
BCN

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