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海南島のアボカド、品種改良で地域の経済発展と農民の収益増加の可能性

10/11(金) 18:00配信

CNS(China News Service)

【CNS】「水分が20%足りなければ、80%の生産量に影響が出る」。――中国・海南省(Hainan)にある中国熱帯農業科学院海口(Haikou)実験所アボカド研究室主任の馬蔚紅(Ma Weihong)研究員は、アボカドについてそう説明している。アボカドの成長には水が欠かせず、特に果実が成熟する時期に干ばつに遭えば生産量が激減する。

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 水を必要とする一方で、水が多すぎてもいけないという「ひ弱さ」もアボカドの特徴だ。馬研究員によれば、アボカドの木は根が浅く、土深くに根を張らないため、雨水に浸る時間が長くなると根が腐る病気にかかりやすく、木が枯れてしまう。植える場所の選定が非常に重要で、十分な日照があり、排水しやすい坂地がいいという。

 肥料にも気を付ける必要がある。かんがい施設のある場所で水溶性の肥料を使うか、根周辺の土壌表層に有機肥料を与える必要がある。アボカドは特に枝と葉が成長するため、667平方メートルごとに25本を超えないように植えることも肝心だ。

 馬研究員は「過去数年の調査と分析から、一般的には主流ではないアボカドの品種を海南島(Hainan Island)の各地から集めました。一部の品種は生産量や栄養価値、食感がかなり良く、短期間で成長する。今後、海南島のアボカドの主力品種になると見ています」と話す。海南島のアボカドは大型で1個0.5キログラム以上あり、今後は土壌、気候、消費者の好みに合わせて品種を変えていくという。

 資料によると、中国でアボカドが初めて植えられたのは1918年で、1980年代後半から大量に栽培され、主な生産地は雲南省(Yunnan)と広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)に集中していた。海南島は熱帯の恵まれた気候条件と栽培経験があり、早熟タイプの品種を広めれば地域の経済発展と農民の収益増加をもたらすことになる。(c)CNS-海南日報/JCM/AFPBB News

※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。

最終更新:10/11(金) 18:15
CNS(China News Service)

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