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EXIT兼近&吉本に違和感 カネさえもらえば「過去の逮捕」もネタに?

10/12(土) 18:19配信

東スポWeb

 お笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹が、お笑い芸人になる前に逮捕されていたことを先月「週刊文春」が報じた。

 同誌によると兼近は2011年4月、女子高生に売春のあっせんをして売春防止法違反容疑で逮捕され、罰金刑10万円の有罪判決を受けたという。

 兼近は同誌の取材に「そうです」と認めた上で「正直、いつか絶対バレることなんで、吉本にはずっと話していて」と所属事務所に報告していたことに言及。さらに「吉本からは『誰にも言うな』『絶対ダメ』って言われて」と話した。

 これに対し、吉本興業は「週刊文春」を発行する文藝春秋社に対して抗議。民事・刑事上での法的措置を検討していることを公式サイトで発表した。

 さらにその後、日本弁護士連合会に対し、人権救済申し立てを行ったことも同サイトで発表。その上で「ある者の前科・前歴に係る事実を実名で報道することは、プライバシー権・名誉権を著しく侵害する行為」「未成年の時点で犯した罪について実名で報道する行為は、少年法61条にも反するものと考えられます」と訴えた。

 ただ文春サイドは「逮捕時に兼近さんは成人だった」と反論。さらに「現在の兼近さんを否定するものではありません。兼近さんという芸人がいかに生まれたのかを、ご本人の言葉によって伝える記事であることは、読者の皆様にご理解いただけるものと思います」と、文春オンラインのウェブサイトに記した。

 この件については様々な意見があるだろうが、個人的には「EXIT」という最近、人気急上昇中の芸人の過去を報じることは当然のことだと思う。しかも兼近自身が取材に真摯に対応し「全てをさらけ出してほしい」と言っているのだから、記事にすることに問題はないと考える。

 ただ吉本サイドにとってみると、所属芸人が過去に逮捕されていることを報じられることは明らかにマイナス。だから社として報道に抗議するのは理解できなくはない、と思っていた。

 だが今月4日、TBS系のバラエティー番組「爆報!THEフライデー」に、兼近が登場したことには違和感を覚えざるを得ない。「全ての質問に正直に答える」として、文春の報道について語ったのだが、これをやってしまっては「前科・前歴に係る事実を実名で報道することは、プライバシー権・名誉権を著しく侵害する行為」という吉本の主張がなんともしらじらしく聞こえてしまう。

 当然のことだが、この番組に出演することによってTBSからEXITにはギャラが発生する。これでは「おカネさえもらえたら、過去の逮捕のこともネタにする」と言われても仕方ないだろう。

 吉本とすれば「文春の報道によって公になったのだから、それを商売にして何が悪い」ということだろうが、それならば最初に「プライバシー権の侵害」などと言って、文春に対して法的措置をチラつかせたりする必要はなかったのではないか?

最終更新:10/12(土) 18:21
東スポWeb

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