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インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」で秋口の不調を整える

10/12(土) 12:00配信

婦人公論.jp

インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」では、心身の特徴を示す3つの性質で、その人の健康状態を捉えます。そんなアーユルヴェーダの観点から、夏の疲れが溜まった秋口に起こりがちな不調のケアについてご紹介しましょう(イラスト=おおの麻里 取材・文=鈴木裕子 構成=天田 泉)

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◆乾燥、冷え、蓄熱による症状や痛みが出やすい季節


アーユルヴェーダは、サンスクリットで「生命の科学」を意味するインドの伝統医学。世界保健機関(WHO)でも、予防医学として正式に認められています。

「宇宙に存在するすべてのものは『地・水・火・風・空』の5つの要素から成り立つというのが、アーユルヴェーダの基本的な考え方です」と話すのは、アーユルヴェーダの知恵を生かしたケア方法を伝える、たつのゆりこさん。

「まずは、下の『アーユルヴェーディックケアのタイミング』を見てみましょう。アーユルヴェーダでは、人間の心身の特徴(3ページのドーシャのチェックリストで確認)や、年齢、1日の時間帯、季節において、それぞれヴァータ、ピッタ、カパの3つのドーシャ(生命エネルギー)があると捉えます。ドーシャの移り変わるタイミングは、心と体のバランスを崩しやすい時期なのです」(たつのゆりこさん。以下同)

『婦人公論』世代の女性は、年齢によるバランスの乱れや、季節の移り変わりによる影響を受けやすいと言います。

「年齢からみると、更年期はピッタからヴァータへ移行する不安定な時期に当たります。さらに季節的にみても、秋口はピッタからヴァータへの移行期。ドーシャがダブルで移り変わるタイミングとなるこの時期は、より不調が出やすいため、注意が必要です」

◆早寝を心がけ心身をゆっくり休めて

「秋口に出やすい症状としては、ピッタの象徴である火・水を連想させる、のぼせや各部位の炎症、疲労感、そしてヴァータの象徴である風・空を連想させる肌の乾燥、冷え、めまいなどが挙げられます」

健やかな心身を保つために最も重要なのは、夜ふかしをしないこと。

「1日のうち、18~22時が体を休ませるのに適したカパの時間。22時~午前2時は覚醒するピッタの時間帯と捉えます。したがって体や心を休めるには、22時までに就寝するのがベストと言えるでしょう」

とはいえ、現代社会で生活を送っていると、22時に就寝するのは、なかなかむずかしいのが実情。

「早寝が無理だとしても、ふだんより1時間早く布団に入ることを心がけたいものです。それだけでも『不調がやわらいだ』という声は少なくありません」

一人ひとりの心身の特徴や年齢、季節が持つエネルギーに合わせた暮らし方が、アーユルヴェーダの健康観。

「私自身、更年期のただ中ですが、こうした摂理に従って過ごすことで、体も心もずいぶんラクになります」

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最終更新:10/12(土) 12:00
婦人公論.jp

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