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女優・中島ひろ子、交通事故で血まみれ…顔にケガも。そのとき“幽体離脱”して見えたモノ

10/12(土) 7:02配信

テレ朝POST

映画『オルゴール』(1989年)で女優デビューして以降、多くの映画、ドラマに出演してきた中島ひろ子さん。実力派女優として監督やスタッフからの信頼も厚いことでも知られている。

日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、各映画賞を受賞した主演映画『櫻の園』でもあどけなさのなかに漂う大人びた雰囲気が印象的だったが、お母さん役を初めて演じたのは20代前半だったという。

◆入浴シーンのオーディション

若くしてデビューすると、大人の役への移行期に苦労する場合が少なくないが、17歳でデビューしてから30年間、映画やドラマのオファーが途切れることなく続いている中島さん。演じる役柄も実に幅広い。

-デビューから30年、ずっとコンスタントにお仕事をされてきて、いつの間にかお母さん役も自然に違和感なく-

「良かった(笑)。お母さんの役は20歳ちょっと過ぎからやっていたので。小栗康平監督の映画『眠る男』が初めてで、またそれも脱ぐんですけど(笑)。

『オルゴール』で1回脱いでいるから気分的には楽でしたけど、オーディションがあったんですよ。脱いで赤ちゃんを抱えてお風呂に入るシーンだったので、『お風呂に入りに来なさい』って言われて群馬まで行きました。

それでお風呂に入っているところを見せたら『うーん、胸がちっちゃいなあ。乳飲み子を産んだお母さんの胸じゃないな』って言われて。

赤ちゃんを産んだばかりのお母さんの役だったので、おっばいが張ってなくちゃいけなかったんですよね。それで『しょうがないなぁ』なんて言われたんですけど、オーディションに受かって。

でも、本番では胸のアップは赤ちゃんの本当のお母さんがやっていました。私じゃダメで、赤ちゃんのお母さんに代わって。でも、そのお母さん、すごくないですか。いくら顔が映らないとはいえ、赤ちゃんが我が子だとしても、おっぱいが見えちゃうわけじゃないですか。すごいなあと思いました」

-20歳ちょっとで乳飲み子のお母さん役というのは早いですね-

「そうなんです。それはちょっとイヤでしたよ。同じぐらいの年齢の女優さんがトレンディードラマとかで男の子と恋愛をしているみたいな役を演じているのに、必ず私はもう結婚しちゃってとか、落ち着いちゃっている田舎のお母さんというような感じの役が多かったので。だからトレンディードラマの恋愛ものとかそういう役を1回でもやってみたかったです」

-トレンディードラマはなかったですか?-

「私の場合は、やったといっても、結局男の人を追いかける役。追いかけて、ひっぱたいて、『私と付き合いなさいよ』っていうような強い女の役が多かったんです(笑)。ちゃんと恋愛したり、バチバチに火花を散らしたりというのをやってみたかったです。ご縁がなかったですね」

-小栗監督の『眠る男』でお母さん役をやられて以降、そういう生活感がある役が多くなりました?-

「多いです。本当にずっとそうです。あと暗い人とか、しっかりしている人とかね。私は全く真逆なのに。だからそれが払拭できない自分がすごく嫌だったりして、『どうしてそんな風に見られるんだろう?やっぱり顔が暗いのかなあ』とか『地味なのかな』って悩んでいました。

『櫻の園』のメンバーにもよく『ひろ子ちゃんはおばちゃんくさい』って言われていたんですよ。祖母とかと一緒に住んでいたので、小さい頃から大人の人の言葉に慣れていたせいかもしれないですね。

年に一度くらいは『櫻の園』のメンバーで集まるんですが、いまだにみんなに『おばちゃんくさい』って言われています(笑)」

-『櫻の園』は同年代の方たちが多かったですが、ライバルとして意識するということは?-

「多分若いときはあったと思います。20代とかの頃はお互いにね。私もあったぐらいだから。私は『櫻の園』で1番先に消えるって言われていたんですよ。前の事務所の社長さんにまで言われていましたから。『そうか。まあ下手っぴいだし、ダメだよなあ』って思っていました」

-主役もされていたのに執着心は?-

「そんなになかったです。『櫻の園』で賞をいただいて、何かひとつ区切りがあったんですよね。自分の気持ちがスッキリして、もういいかなあと思ったんですけど、考えてみたら就職活動も何もやっていないし、これからでは遅いなあとか色々思って(笑)。

前の事務所の社長さんが『これから仕事をやっていきますか?』って言うから『じゃあ是非!』って(笑)。うまいこと運ばれたのかな。導かれたのかなって思っています、今は」

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最終更新:10/12(土) 7:02
テレ朝POST

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