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【医師に聞く】尿をするとき痛みや違和感がしたら、すぐに病院へ行くべき?

10/12(土) 12:00配信

Medical DOC

尿の排せつは、体内の不要物を体外へ出す“大切な”作用といえるでしょう。そんな排尿時に痛みや違和感を感じてしまっている人は、何かしらの異常が起きているのかもしれません……。「歳のせい」で済ませがちな人が多いと問題提起する「ももたろう腎・泌尿器科クリニック」の船橋先生に解説いただきました。

[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]

【この記事の監修医師】
船橋健二郎先生(ももたろう腎・泌尿器科クリニック 院長)
昭和大学医学部卒業、昭和大学外科系泌尿器科学大学院修了。一般医院や独立行政法人東京災害医療センターなどの勤務を経た2016年、埼玉県蕨市に「ももたろう腎・泌尿器科クリニック」開院。泌尿器科専門クリニックとして最新の設備を備え、童話『ももたろう』に随行する“お供”のような立場を目指し、患者中心の医療に努めている。医学博士。日本泌尿器科学会認定専門医・指導医。

考えられる病気と自覚症状について

編集部:
排尿時の痛みや違和感は、放っておいてもいいのでしょうか?

船橋先生:
いいわけがありません。普段とは違った兆候があったら、病気のサインと捉えましょう。例え症状が軽かったとしても、「我慢できるから大丈夫」「病院へ行くまでもない」などとは思わないでください。その発想自体を改めてください。

編集部:
考えられる病気には、何がありますか?

船橋先生:
「ぼうこう炎」「腎盂腎炎(じんうじんえん)」「尿道炎」「前立腺炎」などの炎症、「膀胱結石」や「尿道結石」といった通過障害、「前立腺肥大」のような臓器の異常などですね。さらに、「前立腺がん」や「膀胱がん」の恐れも考えられます。

編集部:
違和感は、次第に強まってくるのでしょうか?

船橋先生:
違和感は時間とともに強まり、いずれ痛みに変わっていくと考えてください。そのスピードは、病気の種類によって異なります。例えば男性の尿道炎の場合、違和感やかゆみから1週間前後で、うみが出るようになるでしょう。一方、「前立腺がん」なら、違和感から痛みに変わるまで、1年以上かかることもあります。とくにがんは、我慢できなくなってから受診をしても「手遅れ」になることがありますので、注意しましょう。

編集部:
だからこそ、自覚症状を放置してはいけないと?

船橋先生:
その通りです。けっして「歳のせい」などで片付けないでください。違和感というとあいまいなので、具体的な項目を例示しておきます。

・尿を出し切っていない感覚がある
・夜中に“何回も”トイレで起きる
・日中のトイレが頻繁になった
・尿から異臭がする、尿の色が極端に濃い
・尿をした後の便器の泡がなかなか消えない
・尿意を我慢できず、たびたび漏らすことがある

上記にかかわらず、普段と違うと異常を感じたら、遠慮なくご相談ください。

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最終更新:10/12(土) 12:00
Medical DOC

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