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シリア侵攻のトルコ軍、その概要 陸軍規模は世界屈指、周辺国との関係は…?

10/12(土) 6:04配信

乗りものニュース

昔から戦略的に重要な国の軍事力とは

 2019年10月9日(水)、トルコ軍はシリアに対して越境軍事作戦を開始しました。シリア北部はクルド人勢力が実効支配しており、トルコ軍とクルド人武装勢力との間で戦闘が行われています。

【写真】F-35をフイにしたロシア製地対空ミサイル

 トルコは地中海と黒海を結ぶボスポラス海峡が国の南北を貫き、ヨーロッパとアジアの接点として軍事的にも重要な国で、NATO(北大西洋条約機構)にも加盟してきました。
 
 トルコ軍は、陸海空の3軍と、国家憲兵隊、沿岸警備隊の5軍種からなります。歴史的に陸軍中心で、戦力的にも陸軍が一番大きな比重を占めており、その戦力はNATO最大のアメリカ陸軍に次いで第2位の規模で、冷戦終結後に縮小したドイツやフランスを上回ります。
 
 その背景には、古来より東西交易の連絡地点として栄えてきた歴史や、冷戦中は黒海を挟んだ対ソ連の最前線、そして領土や難民などの面で問題の火種をはらむイランやシリア、ギリシャなどと陸続きであるという地勢的理由があります。

 トルコ海軍の戦力は、領海が狭いため、陸軍や空軍と比べると規模は小さいですが、隣国ギリシャとキプロス島の領土問題を抱えている関係から領海問題においても緊張関係が続いており、また黒海にはロシア海軍の「黒海艦隊」が存在するため、その監視にもついています。
 
 トルコ空軍の戦力もやはりNATO有数で、アメリカ製の最新鋭戦闘機F-35Aの導入を進めていましたが、同国陸軍がロシア製のS-400地対空ミサイルを導入したことで、アメリカはF-35Aの引き渡しを凍結、パイロットの訓練もストップしています。
 
 今回は内陸国であるシリアに対して攻撃を行っているため、海軍は出てきていませんが、中東有数の軍事力を誇るトルコはどの程度陸軍や空軍を投入するのか、各国は注視しています。

乗りものニュース編集部

最終更新:10/12(土) 6:04
乗りものニュース

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