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日本でただ一人(かも)!? ゴルフ場の女性グリーンキーパーが群馬にいた

10/12(土) 11:32配信

みんなのゴルフダイジェスト

ゴルフ場は男性優位の職場だ。なかでもコースメンテナンスを受け持つ管理部門は典型的な男性職場といえる。そんな職場にキャリア20年のベテラン女性キーパーがいる。彼女はどんなきっかけでいまの職場に飛び込み、どんな仕事をしているのだろうか。プレーヤーの目に触れることの少ない縁の下の力持ちの職場で活躍する女性キーパーの1日を追った。

グリーンキーパー歴20年。毎日が「時間との戦い」

午前7時。山の稜線から斜めに射し込む朝日が露に反射して白く輝くグリーンに、彼女の姿はあった。藤巻典子さん、55歳。詳しく調べていないので確たることは言えないが、恐らく日本で唯一の女性キーパーだろう。群馬県の高梨子倶楽部のコースメンテナンスを一手に引き受ける「河井グリーンサービス」の社員である。

グリーンキーパーの朝は、時間との戦いになる。

「毎朝、7時からグリーンの整備に入ります。コースと練習グリーン合わせて20面を4人で手分けして2時間で刈り終えます。プレーヤーのスタート時間は7時30分。高梨子倶楽部のグリーンはだいたい700~900平米あり、1つの面を刈り終えるのに20~25分かかる。1組目が2サムのときなどは、のんびりしているとすぐプレーヤーに追いつかれるので、息つく暇もありません」

説明しながら、子供なら駆け足でも追いつかないくらいの速足で芝刈り機を操作する。

「その日によって、フェアウェーに対してタテ刈りか、ヨコ刈りかが決まっていて、タテ長グリーンをヨコ刈りするときはターンの回数が増えるので、もっと時間がかかります」

この日の刈り高は4ミリ。1日置きにタテ刈りとヨコ刈り、右側からと左側からの4方向から刈り進めるダイヤモンドカットを繰り返し、球の転がりが均一になるよう仕上げる。

「いまは秋口に入り、芝の成長も遅くなってきたので刈りカスも少ないですが、夏場の芝の成長の速いときは、1面を刈るごとに刈りカスを捨てないといけません。バケットがすぐ一杯になり、朝露を含んでいる刈りカスはとても重く、機械は操作しづらくなりますし、それに刈りカスを捨てるためにバケットを持ち上げるのも、容易じゃないんですよ」

早朝のグリーン整備は2時間で終わるが、そのあとも機械の掃除や手入れ、カート道路の補修、樹木の枝打ち、ラフの草払い、バンカー均しと、作業は間断なく続く。

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最終更新:10/12(土) 11:32
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