ここから本文です

台風で停電! 電気が必要な医療機器を使う在宅の人が命をつなぐ方法

10/12(土) 13:01配信

BuzzFeed Japan

大型で広域に暴風雨をもたらす見込みの台風19号が近づいている。

東京電力、中部電力、関西電力によると、10月12日正午現在、台風の影響で、このエリア内では約1万4000軒の停電が発生している。

停電で心配なのは、電気で動く医療機器を使っている在宅療養中の人だ。

東日本大震災の時に、人工呼吸器などを使っている患者を守るために駆け回った仙台往診クリニック院長の川島孝一郎さんに生き延びるための様々な方法を伺った。

さらに電気設備の管理に詳しい専門家や、小児科医療の総本山、国立成育医療研究センターの情報も届ける。
【BuzzFeed Japan Medical / 岩永直子】

主に使われるのは人工呼吸器、吸引機、在宅酸素の3つ

川島さんによると、在宅療養の場合、電気で動く医療機器でよく使われているのは、

1.人工呼吸器
2.吸引器
3.在宅酸素(酸素濃縮器)

の3つ。

「他に介護用品であれば、エアマットや、ベッドを上げ下げするギャッジアップもあります。夏場であればエアコンも体調管理には必要でしょう」

在宅療養をしている人は電気が命綱であることも多い。

今回は、生命を維持するのに必要な医療機器の3つに絞って説明をしてもらう。

人工呼吸器は内部バッテリーがあるが、吸引機や酸素濃縮器はほとんどない

「人工呼吸器は、新しいタイプのものであれば、停電と同時に内部バッテリーに切り替わり、だいたい10時間前後持ちます。古いものであれば、3~4時間程度でしょう」

吸引器は、気管切開などをして、自力ではたんが出せない人が窒息しないように、人工的にたんを吸引するのに使う。

「吸引器の多くは内部バッテリーがないので、停電したらすぐに使えなくなります」

在宅酸素は肺がんやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などで肺の機能が落ち、酸素を空気中から十分に取り込めない人が使う。通常、空気から酸素を濃縮して送り込む「酸素濃縮器」を使うことが多い。

「酸素濃縮器もバッテリーがないものがほとんどで、停電したらすぐ使えなくなります。まとめると、人工呼吸器はしばらくもつけれども、吸引機や在宅酸素は別の手段にすぐ切り替える必要があるということです」

1/4ページ

最終更新:10/12(土) 13:01
BuzzFeed Japan

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事