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英国版中古車のすゝめ クラシック・ミニとは一味違う エルフとホーネット

10/12(土) 7:50配信

AUTOCAR JAPAN

エルフとホーネットの中古車 購入時の注意点

エンジンルームの右側に付けられたラジエーターは、劣化とともに位置が下がり、水漏れする可能性がある。オイル・フィラーキャップを開けて、エンジンオイルの劣化や乳化していないか確認する。新しいラジエターとエンジンヘッドのガスケットは、さほど高い修理ではない。

始動時にゴトゴトと振動する場合、スタビライザー・ブッシュやエンジンマウントの劣化が原因。交換は大変ではない。エンジンオイルの劣化はエンジンだけでなく、トランスミッションにも良くない。走行時のトランスミッションからの大きな振動はベアリングの劣化が原因で、ミッションケース自体の破損を招いてしまう。

ATのフィーリングはもともとシャキッとしていないが、比較的堅牢で渋滞時にはありがたい装備。セレクターで手動での変速もできるか確認する。手荒な変速は避けたい。

ゴム製のサスペンションの乗り心地は、もともと硬く跳ねがち。油圧サスペンションのハイドラスティックはより柔軟で、MGFにも採用されていたことから、メンテナンスを請けてくれる整備工場も英国では多い。フルード漏れやパイプのサビは確認したい。

エルフとホーネットには防音材が追加され、インテリアも変更を受けており、標準のミニよりも快適性は高い。チューニングやアップグレードの可能性はたくさんあり、多くの車が何かしらのモディファイを受けているはず。手が加えられた箇所は正しい作業が施されているか、ブレーキ周りも特に気をつけて確認したい。

不具合を起こしやすいポイント

■エンジン
耐久性は悪くないが注意は必要。多くのクルマはエンジンが載せ替えてある。オルタネーターとキャブレターで前期か後期かがわかるが、Aシリーズは848ccと1275ccとの見分けが付きにくい。鋳鉄製のエンジンヘッドは3000rpm以上回すと、無鉛ガソリンでバルブシートがだめになる。より頑丈なバルブシートへの交換も安価で容易。

■装飾トリム
エクステリアもインテリアも専用パーツはとても珍しく、交換するとなると高価になる。レストア途中のクルマや、装飾トリムが欠品しているクルマには要注意。

■ボディ
特にボディの下側、リア周りのサビの進行に注意。フロアシルやリアシートの下、バッテリーの下、フロントシートの足元なども錆びやすい。バルクヘッドとフロントガラスまわり、Aピラー下、ヒンジまわりも要確認。リアサスペンションのブッシュは劣化しやすいので一緒に確認したい。

■トランスミッション
トランスミッションは頻繁なフルード交換が必要。走行中に2速のシフト抜けがないか、低速走行時にゴロつきがないかも確認する。

■ホイールとブレーキ
12インチのホイールはロードクリアランスを高め、高速走行時のギア比でも有利。性能で優れるブレーキディスクも装着が可能となる。標準のドラムブレーキなら、10インチホイールの方が良いが、メンテナンスは不可欠。

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最終更新:10/12(土) 7:50
AUTOCAR JAPAN

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