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マレーバク「咲子」がくれたもの 「追っかけ」10年を捧げた女性のその後 悲しみを経て見つけた「使命」

10/15(火) 7:00配信

withnews

 黒い顔や手足に、くっきりと白色に切り替わる胴体。動物園でもひときわ異彩を放つ存在、それがマレーバクです。そんなマレーバクの「追っかけ」を、10年以上続けているという女性がいます。あるマレーバクと出会い、やがて訪れる悲しい別れを経て、得た気付きとは? 熱い思いを優しい情熱へと変えた、一頭とひとりの実話です。(朝日新聞デジタル編集部・野口みな子)

【画像】まるで「うり坊」!意外なマレーバクの赤ちゃんはこちら 「咲子」に10年を捧げた女性の情熱

マニアフェスタで見つけた「マレーバクマニア」

 「マレーバクの追っかけをやっています」

 目を輝かせながらマレーバクの魅力を語る茨木さんに出会ったのは、9月28日~29日にアーツ千代田3331(東京都千代田区)で行われた「マニアフェスタ」(運営:別視点)です。マニアフェスタとは、「顔ハメ看板にハマるマニア」や「信楽タヌキマニア」、「富士そばマニア」などニッチな視点を持つマニアが集まり、オリジナルグッズを販売するマニアの祭典です。

 個性的なブースが並ぶ中で、気になったのが「マレーバクマニア」。なぜマレーバク? 「バク」でもなく、「マレーバク」と限定しているのも気になります。ブースに近付くと、マレーバクのように、白と黒を基調にした服で座っていたのが茨木さんでした。

「まさにマニア」な視点

 茨木さんは、動物をモチーフにしたブローチなどを、ハンドメイドで作るアクセサリー作家。この日も、首元には手作りの「マレーバク」のブローチをつけています。しかし、ただのマレーバクではありません。

 マレーバクと言えば、黒と白がくっきり分かれた模様が特徴的。でも、生まれたばかりの赤ちゃんは、「うり坊」のようなまだら模様をしています。成長するにつれて、まだら模様が消え、見慣れた模様が出現してきます。

 「その途中の姿をブローチにしました!」と、笑顔で見せてくれる茨木さん。確かに、両方の模様がうっすら残っているのがわかります。

 これにはブースで話を聞いていたお客さんも、「こういうところがマニアですよねぇ」とうなります。

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最終更新:10/15(火) 7:00
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