ここから本文です

【F1日本GP】ベッテルの“疑惑のスタート”はなぜお咎めなしだったのか? FIAが理由を説明

10/13(日) 17:04配信

motorsport.com 日本版

 F1日本GP決勝をポールポジションで迎えたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)だったが、スタートで失速。なんとか2番手をキープしてオープニングラップを消化したが、この失敗が最後まで響いて2位に終わり、優勝を逃した。

【リザルト】F1第17戦日本GP:決勝結果

 さらにベッテルはスタートの際、ライトが全て消灯する直前に一瞬動いたように見えた。これがフライングスタートではないかという疑いがあり、審議の対象となっていた。

 しかしながらスチュワードは、ベッテルに対して一切のペナルティを与えない、つまり“お咎めなし”という裁定を下した。FIAは15時18分にリリースされた公式文書の中で、その理由について説明した。

 文書には次のように記されている。

「スチュワードはジャンプスタートの疑いがあるという映像について、各車に取り付けられているトランスポンダーからの情報に基づいて検証した」

「映像では(ベッテル車に)少し動きがあった一方で、それはF1におけるジャンプスタートシステムの許容範囲内であった。同システムはF1競技規則第36.13条によって定義されている」

 文中で述べられているF1競技規則第36.13条の条文にはこう書かれている。

「FIAが認可し提供した各車に取り付けられているトランスポンダーが『スタートを合図する信号が消える前に動きだした』と判定した場合、ドライバーにペナルティが科せられる」

 つまり、各マシンに設置されているトランスポンダーがジャンプスタートであると判定しない限りは、例え何らかの動きが認められたとしても、罰則が与えられないという解釈となる。

 ロシアGPではキミ・ライコネン(アルファロメオ)がジャンプスタートによってペナルティを受けた。しかし今回のベッテルの件においては、トランスポンダーは“ベッテルが動いていない”と、認識し、演繹的にペナルティが科されることはなかった、ということだ。

「ライトが長い間点灯していたけど、あれは僕のミスだった。それで(スタートの)勢いを失ってしまった」とベッテルはレース後に語った。

「普通にスタートをミスするよりも悪いスタートになってしまった。本当に酷かったよ。それからはメルセデスが非常に速くて、難しいレースになった」

 また、スタートのミスがなければ優勝できたかどうかについては、次のように語った。

「それは分からない。彼ら(メルセデス)にはいろんな戦略があったかもしれないからだ」

「今日はペースが良くなかったから、2位が最大限の結果だと思う。でも最初のスタートに満足していないのは確かだ」

Valentin Khorounzhiy

最終更新:10/13(日) 17:04
motorsport.com 日本版

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事