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F1日本GPダブル入賞のルノーに技術規定違反の疑い。レーシングポイントの抗議でFIAが徹底調査へ

10/13(日) 22:04配信

motorsport.com 日本版

 F1日本GP終了後、レーシングポイントはルノーの「ブレーキバイアス調整システム」に対して抗議を行った。

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 スチュワードが発表した書面では、問題のシステムについては『pre-set lap distance-dependent brake bias adjustment system』と表記されている。これは走行した距離に応じてブレーキバイアスを自動で調整するシステムだと読み取れる。

 レーシングポイントが抗議を提出した後、レーシングポイントとルノー、そしてFIA技術部門の代表者がスチュワードに召喚された。そしてスチュワードは、レーシングポイントの抗議内容がFIAの国際競技規約に合致しているとして、抗議が正当なものであると認めた。

 ルノーもその点には異議を申し立てなかったが、裁定が下されるまでには多くの時間を要するだろう。なぜなら、スチュワードはFIA技術部門の代表者に対し、ルノー2台のECU(電子制御ユニット)とステアリングホイールを押収し、抗議のあった部分に関して分析を行うよう指示したのだ。

 それはつまり、ハードウェア、ソフトウェアの両面で徹底的な調査を行うということになる。そして分析の実施には、ルノーとレーシングポイントのスタッフを含む“外部の技術支援”を求める可能性があるようだ。

 また、分析が終了した際には、FIAの代表者が調査結果をスチュワードに書面で報告する必要があるという。そしてその調査結果を基に、抗議の中で述べられたような技術違反があったのかどうかを照合するという流れとなる。

 なお、FIAの文書の中では競技規則、技術規則、国際競技規約に違反している可能性があることについては言及されているが、具体的な内容については触れられていない。

 今回の日本GPでルノーは、ダニエル・リカルドが7位、ニコ・ヒュルケンベルグが10位でフィニッシュした。ただ、前述の抗議によってこの結果は保留となっている状態だ。

 ルノーは声明の中で、ブレーキバイアス調整システムに関するレーシングポイントからの抗議を“認める”と述べている。

 一方のレーシングポイントは別日に行われる会合に向けて大量の関係書類を準備しているという。それに対してルノーも声明に「こちらも同様に詳細な証拠を準備している」と記した。

Scott Mitchell

最終更新:10/13(日) 22:04
motorsport.com 日本版

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