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川尻達也散る「いつか報われるかなと思って戦ってきたが…」と絶句【10・12 RIZIN.19】

10/13(日) 0:26配信

TOKYO HEADLINE WEB

「RIZIN.19」(10月12日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で「ライト級トーナメント」が開幕し1回戦4試合が行われた。

「最後の挑戦」と背水の陣でトーナメントに臨んだ41歳の川尻達也はBellatorからの刺客パトリッキー・“ピットブル”・フレイレと対戦。

 公開練習時に「触れればテイクダウンできる」と話していた川尻。そして「下がったらテイクダウンは取れない」と勇気をもって距離を詰めていくことも宣言していた。

 その言葉通り、川尻は試合開始からプレッシャーをかけ前に出続けた。しかし最後はフレイレの飛びヒザからのパンチの連打で1R、レフェリーストップのTKO負けを喫し、最後の夢はついえてしまった。

 しかしフィニッシュにつながったシーンではその飛びヒザに来た右足に食らいつき、最後までテイクダウンを狙う執念を見せた。足をつかんだまま離さず、パンチを食らい続け朦朧となったところでレフェリーがストップ。大の字に倒れた川尻には会場のファンから大きな拍手が送られた。

 川尻は試合後の会見で「強かった。一度パンチの相打ちがあったと思うがこんなに硬いパンチなんだと思った。戦前の予想通り、爆発力がすごかった。それでも引かずに前に出ようと決めていたが、ずっと左のこめかみが痛いので右フックを食らったのかと思ったら、映像を見たら飛びヒザだった。それが効いたと思う」などと試合を振り返った。

 日本のMMAのメジャーイベントで活躍してきた川尻はPRIDE、DREAMに続き、今回で3回目のライト級トーナメントへの出場となる。川尻はこれまでの軌跡を振り返る。

「20代のころのPRIDEライト級は自信満々で負けることなんて1ミリも考えていなかった。絶対に俺が世界で一番強いんだという傲慢な気持ちで自信満々で臨んで五味隆典にこかされた。それで自分の器を知りつつも、それでもやっぱり世界一になりたくて、30代でDREAMのグランプリに出て、それでも勝てなくて…」と絶句。そして「自分の器は自分が一番分かっていたんだけど、それでも世界で一番を夢見てやっていたんだけど…。40代になってそれでもあきらめきれなくて、ラストチャンスだと思ってやってきた。まあやっぱりそういう器じゃなかったというか…なんだろう。悔しいけどある意味すっきりしてます。持たざる者の代表として戦ってきたけれど。いつか報われるかなと思って戦ってきたけれど、やっぱりそんなに甘い世界じゃないということが改めて分かったし、それが魅力でもあるので、格闘技って最高だなって思いました」と言葉を振り絞った。

 今後については「地元の茨城でジムをやりたいと思っているので、ジムを経営している先輩たちに話を聞いて、いい物件があったら教えてください(笑)。みなさんよろしくお願いします」と話した。もっとも「現役を引退するつもりはない。生涯現役を続けたい。80歳になって、RIZIN.538とかに出るかもしれないし。引退のつもりはないが、いつまでも年間何試合も戦えるコンディションでもない。ジムはもうひとつの夢。僕は散々厳しい道を選んできたけど、それでも格闘技の楽しさに助けられてきたので、それを伝えていきたい」と最後まで衰えない格闘技への情熱を見せた。

最終更新:10/13(日) 2:44
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