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保護ねこ団体との橋渡しをするカフェ 脱サラから2年で開業 「さまざまな方が集まる出会いの場でありたい」

10/13(日) 20:10配信

Hint-Pot

 “ねこ×本×音楽”をコンセプトにした練馬区・大泉学園に店を構える「cafe Mo.free(カフェモフリー)」。店主の好きなものを集めたこのお店は、ねこ好き、本好き、音楽好きのたくさんの人々が訪れる人気店です。そんなお店の看板ねこを務めるのは、8歳の女の子「なつ先生」。元保護ねこです。

【写真】看板ねこ「なつ先生」 店内でのご様子の別カット(5枚)

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ねこといられる仕事で自分にできること

 店主の阿部さんは現在38歳。カフェモフリーをオープンしてもうすぐ2年になります。以前からこうした仕事をやりたかったのか聞いてみると、実は全く考えてなかったそう。

「以前の勤務先は忙しすぎて、家にいる時間がとても少なくかったんです。好きなピアノも弾けず、本も読めない。ねこも不満を抱えている、という状態になってしまい……」

 そこで思いついたのが、コンセプトである「ねこ×本×音楽」だったのだとか。

「この3つで何かできないかなと思ったんです。少なくともねこと一緒にいられる仕事がしたくて。もし、自分が絵を描ければ漫画家とかも憧れますが、そういった才能もなく……。飲食店なら始めやすいのかなと思いました」

なつ先生といたから 自分の大切なものを立ち止まって考える時間を大切に

 思いついたからといって、すぐに成功するような甘い業界ではありません。まずは、できることをと思い、阿部さんは飲食店に転職。1年間、現場でオペレーションや衛生知識、アルバイトの管理などをみっちり学んだそうです。

 そして、次の1年で開業に向け、メニューや取引先決めなどを進め、事業計画を立てていったとか。こうして転職して約2年後の2017年10月にお店をオープンさせました。
 
 日々の忙しさでつい自分の大事なものを忘れてしまいがちになる人も多いと思います。しかし、阿部さんの話を聞いてハッとさせられました。もちろん、誰もができるような簡単なことじゃありませんが、好きなものに囲まれて過ごせる日々は、このうえなく幸せで喜びがあると思います。

 忙しくて自分の時間が全然ない。そんなときこそ、少し立ち止まって、ゆっくり考える時間を無理やり作ってもいいのかもしれません。きっと阿部さんは、なつ先生の不満げな顔を見たことで、ふと思い返すことができたのかもしれません。

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最終更新:10/13(日) 20:10
Hint-Pot

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