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小学生がサンゴの石垣修復 島暮らし発見PJで伝統文化学ぶ 喜界町

10/13(日) 13:01配信

南海日日新聞

 鹿児島県喜界町の早町小学校(下屋敷由貴子校長)の5年生11人と保護者らは12日、同町の塩道集落でサンゴ石灰岩の石垣修復を体験した。児童らは石垣の修復や観察を通し、サンゴ礁が隆起してできた喜界島の伝統的な建築物と石垣に見られるサンゴについて学んだ。

 環境省のサンゴ礁生態系保全行動計画のモデル事業の一環。喜界町と喜界島サンゴ礁科学研究所、WWF(世界自然保護基金)ジャパンは「サンゴの島の暮らし発見プロジェクト」として2017年度から、サンゴ礁が身近にあることによって発展してきた伝統文化を継承しようと、地域資源の掘り起こしに取り組んでいる。

 今回は阿伝集落出身で石垣積み経験が豊富な武田秀伸さん(62)=湾=と理学博士で喜界島サンゴ礁科学研究所の駒込太郎研究員(29)が講師を務めた。

 武田さんは「大きな石を先に組んで小さな石を隙間に入れると石垣を頑丈に積める」とアドバイス。児童らはバランス良く石垣を積むため、石の向きを変えたり、隙間に小石をはめたりして縦2メートル、横4メートルほどの石垣を修復。石垣のハナガササンゴやノウサンゴなどの化石を観察した。

 児童の一人は「石垣を積むのは初めて。隙間なく積むのがパズルみたいで難しかった。喜界の大事な文化だと思うのでしっかり覚えたい」と話した。

奄美の南海日日新聞

最終更新:10/16(水) 12:04
南海日日新聞

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