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豊穣願う「牛御願」 牛汁・牛タン・牛串…まるごと1頭600キロ振る舞う 沖縄県の名護安和区 

10/13(日) 7:10配信

沖縄タイムス

 沖縄県の名護市安和区(幸地隆作区長)は7日、区の豊穣(ほうじょう)や区民の健康を祈願する「9年まーる」(満8年)の伝統行事「牛御願」を行った。牛1頭をつぶし、公民館では区民に牛汁が振る舞われた。

 牛御願は口頭で伝えられてきたこともあり、記録として残っているのは1979年ごろからだという。400年の歴史がある民俗芸能「ウシデーク」と深い関わりがあり、昔はつぶした牛の皮でウシデークで使われるパーランクー(太鼓)を作ったとされる。

 87年ごろまでは牛を屠殺(とさつ)していたが、現在は業者に依頼している。今年はおよそ600キロの雄牛を区民の会費と区費などで賄った。

 この日は、同区の始祖とされる上座親雲上の墓など複数の拝所で御願した。牛タンやテール、ひづめのほか、牛汁や牛串などが供えられた。安和小学校の5年生12人も見学し、行事の様子を熱心に書き留めていた。

 幸地区長は、行事への参加者も少なくなってきていると区の現状を説明。伝統行事継承のため青年会も参加させ、料理から指導したとし「しっかり継承していきたい」と話した。

 14日には安和神社でウシデークが行われる。

最終更新:10/13(日) 7:10
沖縄タイムス

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