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南アフリカ監督、日本を研究済み 気候から流・田村らの長所、戦術まで

10/14(月) 21:36配信

デイリースポーツ

 ラグビーW杯準々決勝で日本と20日に対戦する南アフリカのヨハン・エラスムス監督とプロップのテンダイ・ムタワリラが14日、都内での会見に臨んだ。4年前のW杯で日本に敗戦を喫したこともあってか、この日の会見では言葉の端々から日本を入念に研究していることがうかがえた。

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 エラスムス監督は、日本がスコットランドに勝利したことを受けて、「日本が勝ったことに驚きはまったくないです。事前試合で彼らのパフォーマンスを見て、プール戦(1次リーグ)で必ず1位か2位になることは予想していました」と語った。「ノックアウトフェーズ(ラグビーW杯の場合は準々決勝以降)のチームはどこも強いので一つ一つ準備をして挑んでいきたいと思います」と慢心もなかった。

 言葉の通りに日本の研究は進んでいる。高温多湿な夏から、急に気温が下がる秋にかけての気候に関して「南アフリカにいるときからすでに気付いていて、すごく蒸し暑くて、ボールハンドリング(ボールを手で扱うこと)が難しい状況から一気に涼しくなってドライな気候に変わることは分かっていました」。チームでは長袖の衣服で過ごすなど体調管理を行っており、「気候に関係なくわれわれのベストを尽くします」と言い切った。

 個々の選手についてもスカウティングは進んでいるようだ。日本の攻撃の起点となるSH流について「ブレークダウンへのアプローチが早くて、球出しが早かった」と評価。SO田村には「ゲームコントロールがしっかりした上で、両足のキックができるのは強みです」。これ以外のポジションについても「すごく接点が強いセンターに対してウイングはすごく決定力がある。(FWの)フロントロー、バックローに関してもコンタクトが強いだけではなくて、ハンドリングもしっかりできる選手がいる」と長所を列挙。「ユニット全体として強いチームが今のジャパンチームなんじゃないかと思います」と分析した。

 またスコットランド戦の統計からとして、「8回しかスコットランドに対してキックを蹴っていない。サモアに対しては32回も蹴っている。さまざまな敵に対してゲームプランを変えることができる。敵の弱みにプレッシャーをかけて、自分たちの強みを最大限に生かしているので、今週のゲームに関してはタフな敵になるだろう」と予想した。

 ティア1と呼ばれる強豪国から見ても日本はノーマークのチームではなくなっている。当然、会見で明かすはずもない日本の攻略ポイントも研究しているだろう。20日の試合へ向け「日本が速いペースでハンドリングをつかったラグビーをしてくるのも理解しているので、それに対して、プレッシャーをかけられるような準備をしていきたいと思います」と、準備を尽くすことを誓った。ムタワリラも「(日本の)スクラムに関しては4年前に比べるとかなり改善されたと思います。個々の選手がすごくサイズがあって強い選手がいるだけでなく、まとまりとしてすごく強いスクラムができあがってきているのではないか」と警戒した。

最終更新:10/14(月) 21:43
デイリースポーツ

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