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台風19号 全国21河川で決壊 35人死亡 17人不明

10/14(月) 6:01配信

上毛新聞

 東日本に猛烈な雨を降らせた台風19号により、各地で大規模な洪水被害や土砂災害が発生し、共同通信の集計では13日までに11県で35人が死亡、17人が行方不明となった。県内では土砂崩れにより、富岡市で安否不明だった2人と藤岡市で1人の死亡が確認され、死者は計4人となった。長野県の千曲川など全国21河川の24カ所で堤防が決壊、住宅地などをのみ込む大規模な洪水被害が各地で発生した。

 県人口の3割を超える68万4千人を対象に避難指示や勧告などが出され、13日午前0時時点で県内444カ所の避難所に2万6千人以上が避難し、不安な一夜を過ごした。太田市下田島町の石田川が13日午前0時ごろに氾濫し、周辺で浸水被害が相次いだ。10河川の16観測所が氾濫危険水位に達した。

 富岡市内匠で発生した土砂崩れの現場では同日午前、安否不明だった男女2人が救出されたが、死亡が確認された。藤岡市上日野では同日朝、土砂崩れの現場を捜索していた警察と消防が男性1人を発見し、死亡を確認した。

 嬬恋村では国道144号が崩落し、同村大笹で23人が13日朝まで孤立状態となった。同村鹿沢温泉の宿泊施設「休暇村嬬恋鹿沢」では、周辺の道路が土砂などで寸断され、宿泊客ら計72人が現在も孤立している。県から災害派遣要請を受けた自衛隊は同村など3市村で救助活動や物資輸送に当たった。

 前橋地方気象台によると、降り始めから48時間の総雨量は最も多い西野牧(下仁田)が496.5ミリ、神流465ミリ、田代(嬬恋)が442ミリ。西野牧など3地点は観測史上最大の雨量を記録した。

 高速道は一部通行止めとなっていた関越道と北関東道が13日午前に全線開通したが、上信越道は松井田妙義IC―佐久ICで通行止めが続く。鉄道はJR吾妻線の長野原草津口―大前間が土砂の流入などにより、運転再開の見通しが立っていない。倒木などで同日午後6時現在、藤岡、甘楽、嬬恋、東吾妻の4市町村の計2100軒では停電が続いている。

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最終更新:10/14(月) 6:01
上毛新聞

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