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【ラグビー】3連続オフロードをフィニッシュした稲垣 「理想とするトライの取り方」

2019/10/14(月) 16:54配信

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)

 スコットランド代表との白熱の攻防、7-7で迎えた前半25分だった。HO堀江翔太が体を回転させてディフェダーを振り切り、LOジェームス・ムーア、FBウィリアム・トゥポウと連続オフロードでつなぎ、最後は背番号1の稲垣啓太がインゴールに飛び込んだ。日本代表は勝ち越し、流れを引き寄せた。

 33キャップ目だった29歳プロップ、稲垣が日本代表でトライを挙げたのはこれが初めてだった。
「みんながつないでくれたトライ。トライをするとはこんな気持ちかと思った。トライまでのプロセスで、うまくボールをつないで最終的に自分につないでくれた。理想とするトライの取り方だった」

 稲垣について、「彼はフィットネスもスキルも高い選手」と評価する藤井雄一郎強化委員長は、「ゲームのシステム上、コンタクトする場所にいつも立っている。オフロードでつないで忠実にサポートした結果」とそのシーンを振り返った。

 キャプテンのリーチ マイケルは稲垣のトライについて、オフロードを鍛えた成果もあったと語る。
「稲垣がトライする前のプレーでオフロード三つ。今年始まってから、2月から堀さん(堀川隆延アシスタントコーチ)の指導でオフロードをたくさんやってきた。ひたすらオフロード。成果が出たかなと思う。試合に出ている選手でルールがあって、もし前に出てストラクチャーから離れてボールが前に出てるんだったら、自由にプレーしようというルールを作った。それで自然と彼らがボールのところに行ってサポートしてトライを取った」

 この試合は、松島幸太朗のチームファーストトライも福岡堅樹のオフロードパスから生まれていた。
 何回も繰り返した練習の成果が大舞台の大事な場面で出た。

 悲願のワールドカップ8強入りを決め、日本ラグビーの歴史を変えたチームジャパン。しかしこれから先、彼らはもっと大きなことに挑もうとしている。稲垣はこう言った。
「ベスト8の目標を達成できたのでうれしい。日本ラグビー界にとっても新たな歴史を刻んだ。しかし、終わったわけではなく、すぐに新たな挑戦が始まる。(準々決勝の)南アフリカ戦に向けて準備したい。国民全員と一緒になって頑張る」

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