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ギュンドアンやジャン、トルコ代表敬礼ポーズへの“いいね”は「政治と関係なかった」

10/14(月) 23:31配信

GOAL

ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンとエムレ・ジャンが、トルコ代表FWジェンク・トスンによってSNSに投稿されたある写真に“いいね”をして、ドイツで波紋を呼んでいる。ドイツ誌『キッカー』がその”いいね”を取り消した2人のコメントを紹介した

トルコ政府が9日に開始したシリア北東部でのクルド人勢力に対する軍事作戦は、トルコ系住民が多いドイツのサッカー界にも影響を及ぼし始めている。現地時間11日に行われたEURO予選でトルコ代表はアルバニア代表に1-0で辛勝すると、終了間際に決勝弾を挙げたトスンは試合後、『インスタグラム』に「我が国、我が兵士、我が殉教者のために」との文を添えてサポーターに向けて敬礼のポーズを取っている写真を投稿した。

トスンと同様、トルコにルーツを持つドイツ生まれのギュンドアンとジャンは、これに“いいね”で反応。現地時間13日のエストニア戦で2ゴールを挙げ、3-0の勝利に大きく貢献したギュンドアンは試合後、取材陣に対しトスンの写真について「政治的な行動と見られることに気が付き、すぐに“いいね”を取り消した」と説明。昨年のワールドカップ前、元ドイツ代表メスト・エジルとともに欧州で批判されるトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領との写真撮影に応じ、問題視されたことに触れつつ、次のように続けた。

「信じてほしい。去年のこともあって、政治的なメッセージを発することは一番したくない。だからあの“いいね”を取り消したんだ。U-21ドイツ代表の元同僚が決勝ゴールを決めたことを喜んだのが本心だった」

「僕はマンチェスターで少しの間ルームメイトで、エヴァートンではほとんどプレーせずに苦しんで、ここに来てゴールを決めて自信をつけて、チームを勝利に導いた親友の写真に“いいね“をしようと思っていただけだ。エムレも僕も、場所を問わず、あらゆるテロや戦争に反対している。あれは友人を応援するだけのつもりだった」

この試合の14分、ドイツ代表史上最速のレッドカードを提示されたジャンも、「特に意図はなく」“いいね”をしたとコメント。「僕は完全な平和主義者で、どんな形であろうと戦争には反対している」と強調すると、周りの反応によって「考えを明確にする必要性を感じ、そうした」とも話している。“いいね”をクリックしたのは「彼らが勝利を収めたからで、政治とはまったく関係なかった」と説明した。

ヨアヒム・レーブ監督はまた、「2人を知る人は、彼らがもちろんテロや戦争に反対していることを知っているはずだ」と擁護。DFB(ドイツサッカー連盟)のテクニカルディレクターを務めるオリバー・ビアホフ氏は、その投稿を“いいね”したすべての人々を「戦争やテロに賛同していると見てはいけない。それに2人はドイツに住んでいたころからそうでないことを示している。彼らをもう少し信じるべきだと思うし、このようなストーリーをつくるべきではないと思う」と呼び掛けた。

最終更新:10/14(月) 23:31
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