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カリフォルニア州が悪意あるディープフェイクの利用を禁止。大統領選を見据えて

10/15(火) 10:00配信

ギズモード・ジャパン

悪意がなければOK。でもその線引は…?

2020年の大統領選挙を妨害するためにディープフェイクが利用されるのではないか? という懸念が高まる中、カリフォルニア州が政治的な動機に基づいた使用を禁止する州になりました。

悪意ある政治利用も、同意のない制作・拡散も禁止

木曜日のこと、カリフォルニアのギャビン・ニューサム州知事はAB730法案に署名し、政治候補者の偽装された動画、音声、または写真を作成または配布することを違法としました。

彼はさらに、AB602という法案にも署名をしました。それはカリフォルニア州の住民が、法的同意を得ることなく、ディープフェイクのポルノ・コンテンツを配布した者に対して法的措置を執ることを認める法案となっています。

でも調べたら政治的なものはほぼなかった

サイバーセキュリティー企業のディープトレース社が発表した、ディープフェイクについての新しい調査によりますと、ディープフェイク映像の圧倒的多数が、合意を得ていないポルノを含んでいることがわかった、とのこと。

その調査では、オンラインで投稿されたディープフェイクの96%は性的に露骨で、そのうちの99%はエンターテインメント業界で働く女性を素材に使用しているのだそうです。

凶器となったディープフェイクの主なターゲットが、女性であることは否定できない状況となっているのです。

調べた記者の言葉

Motherboardでハッキングや犯罪系の記事を得意とし、VICEに記事を書いたジョセフ・コックス記者によるツイートがこちら。

誰もが 「ディープフェイク」 選挙の脅威を誇張しているが:何千ものディープフェイク動画を調査した結果、大多数は合意のないポルノであり、フェイク・ニュースや政治的なものではないことがわかった。分析されたポルノビデオの100%は女性だった。

まるで、女性を標的にして嫌がらせをするという明確な目的のために作られた技術やツールが、主に女性を標的にして嫌がらせをするために使われるようだ。ディープフェイクの誇大広告に飛び乗る人は、実際の犠牲者が見る現実世界の視点を知る必要がある

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最終更新:10/15(火) 10:00
ギズモード・ジャパン

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