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横浜・関内に登場「地域食堂」 安くおいしく…交流の場に

10/15(火) 6:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 企業や飲食店などが集まる横浜市中区の関内地区で、年代に関係なく安価で食事を振る舞う「地域食堂」が行われている。運営の中心を担うのは、近隣地域の保育園やジャズ喫茶、飲食店の関係者たち。来年に迫った市役所の移転など、今後大きな変化が予想される地区で、大勢がつながる「関内ならでは」のコミュニケーションの場を目指す。

 9月11日の夕方、JR関内駅から徒歩5分ほどのビル「泰生ポーチ」で地域食堂「さくらホームレストラン」が開店した。

 近隣住民が受付を担当し、食材は企業経営者や住民らによる民間団体「関内まちづくり振興会」が提供。子ども100円、大人300円のカレーライスは、2017年に閉店した老舗レストランを営んでいた女性らが調理した。狭い店内は大にぎわい。2歳半の子どもと参加した同市港北区の宮地みさきさん(30)は「保育園でチラシを見て来た。子どもも食べやすい味で、仕事から帰宅後に夕飯を作るのは大変なので助かる」と笑顔を見せた。

 さくらホームレストランは、6月から始まった。同ビルを利用する事業者で昨年から「子ども食堂」の開設を模索し、町内会の関係者に相談。若手の有志グループで話し合う中で、利用者を子どもに限らない地域食堂の運営を決めた。

 大きな目的の一つが、地域の「コミュニティーの継続」だ。

 関内地区は企業や飲食店が目立つが、住民も多い。高齢化の進行や、市役所移転などで人の流れが変わることが予想される中、住民や店舗、企業を含めた支え合いがあることが、街の活性化にもつながる。グループの代表で、同地区にある企業主導型保育所「ピクニックナーサリー」の後藤清子さんは「関内地区に子どもが大勢いることを知ってもらい、シニアが集える場所にもなればいい」と話す。

 将来的には、月2回の開催を目指す。後藤さんは「食を通した多世代のコミュニケーションの場は重要。ここから“関内ならでは”の安心が生まれれば」と期待する。

 次回は11月13日に開催。問い合わせは、後藤さん電話045(264)8584。

神奈川新聞社

最終更新:10/15(火) 6:00
カナロコ by 神奈川新聞

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