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F1日本GP予選で驚速ベッテル「速くなったことに、理由など何もない」……敗戦の理由は”デグラデーション”とチーム代表認める

10/15(火) 12:00配信

motorsport.com 日本版

 夏休み明けのベルギーGP以降、4戦連続でポールポジションを獲得してきたフェラーリのシャルル・ルクレール。しかしこの連続ポールポジション記録は、日本GPでストップすることになった。それを止めたのは、チームメイトであるセバスチャン・ベッテルだった。

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 ベッテルがポールポジションを獲得するのは、カナダGP以来10戦ぶり、今季2度目のことだった。しかも今回ポールポジションを決めた予選Q3のアタックは、1分27秒064……台風明けの難しいコンディションだったにも関わらず、コースレコードを更新する脅威的な速さだった。

「実際には、ただクリーンな予選だっただけだよ」

 ベッテルは日本GP予選での速さについて、そう語った。

「特に問題はなかったと思う。僕らはシンガポール以来、マシンを改良してきた。このアップデートは、以前少し苦労していた部分を解消するのに役に立ったんだ」

「そして僕の予選は、これまで全体的にあまりスムーズじゃなかった。でも、今回はスムーズだったんだ。どちらのラップも、クリーンエアで走れた。アタックへの準備を整える上で、問題はなかった」

「変更したことはあまりなかった。鈴鹿では、マシンに改良を加えていない。パフォーマンスが上がったことを説明する理由は何もないんだ」

 ベッテルは今季のマシンSF90に適応するのに、ルクレールよりも苦しんでいるように思えた。シンガポールで空力パッケージがアップデートされた後も、ルクレールの方が速いようにも見えた。しかし鈴鹿では一転、ベッテルが速さを取り戻した。

 ポールポジションからスタートしたベッテル。しかしそのスタートでミスを犯し、ポジションを落としてしまったため、勝利を手にすることは叶わなかった。ベッテルはレッドシグナルが完全に消灯する前に一瞬動き出してしまったのだ。すぐに停止したものの、その後レッドシグナルが消灯した際にはタイミングが合わず、出遅れてしまうこととなった。

 ベッテルのこのスタートについては審議対象になったものの、ペナルティを科せられることはなく、2位でフィニッシュすることができた。

「スタートの時には、いつもと同じような手順をやっていた」

 そうベッテルは語る。

「僕は少し動いて、そして止まったことで、全ての勢いを失ってしまった。それで非常に悪いスタートになってしまった」

「その結果、いつものスタートよりも加速を失ってしまった。僕のミスだった。そういう理由はあったけど、大きな問題があったわけじゃない」

 日本GPの初日、フェラーリはメルセデスに対して速くないように見えた。そのため、ベッテルがポールポジションを獲ったことは、驚きと言えた。ただスタートで先行したメルセデスのバルテリ・ボッタスに太刀打ちすることができず、結局勝利を逃してしまった。

「金曜日に実際のパフォーマンスを判断するのは、いつも難しいことだ」

 フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、motorsport.comに対してそう語った。

「おそらくそれは、各チームが異なるプログラムを実行しているためだ。彼らが何をやっているのかは分からない」

「しかし我々は自分たちのことに集中した。金曜日にはマシンに問題があり、デグラデーション(タイヤの性能劣化)も非常に大きかった。そして予選とレースに向け、セットアップを行ったんだ」

「予選とレースに向けては、フロントのバランスを整えるために、リヤウイングのダウンフォースを少し落とした。そしてドライバーたちは、マシンが良くなったように感じると言ったんだ」

「その結果、予選ではまともなペースを手にすることができた。でも、レースではそうではなかった。少なくともライバルに比べて大きなデグラデーションがあったんだ」

Scott Mitchell

最終更新:10/15(火) 17:19
motorsport.com 日本版

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