ここから本文です

従来の1000分の1、薄いレンズが誕生! スマホカメラの「ポッコリ」がなくなるかも

10/15(火) 12:30配信

ギズモード・ジャパン

世界初のカメラ付き携帯電話発売から、はや20年。

今のスマホって、カメラのせいでデザイン性が邪魔されている感、ありません? ディスプレイ上のノッチ(切り欠き)とかカメラレンズのボッコリしたでっぱりとか。機能的に仕方ないのはわかるんですけど、ちょっとフォルム的にスマートじゃない感じ。もうちょっとかっこよくならないかなー、と思っているそこのあなたに朗報です。ユタ大学の研究チームが超薄型レンズを開発してくれました! これで、レンズのデコボコがなくなるかも!

【全画像をみる】従来の1000分の1、薄いレンズが誕生! スマホカメラの「ポッコリ」がなくなるかも

レンズは薄さと機能の両立が課題

現行のスマホカメラでは、厚さ数ミリ程度のレンズを通して小型センサーに光を集めて撮影します。数ミリって、意外と薄いじゃん、と思われるかもしれませんが、カメラの性能を高くするほどいろんな要素が追加されるので、結果的に薄型スマホでは収容しきれなくなっているのが現状です。

でも今回、ユタ大学で電気工学とコンピューター工学の研究者チームが、厚さわずか数ミクロンの光学レンズを発明したと発表されました。現状のスマホカメラのレンズよりも重さが100分の1、厚さはなんと1000分の1…!

光を十分集めたうえでシーン全体を1枚の写真に収めるには、カメラレンズは湾曲した形状になっていることが必須条件。ミクロン単位の薄さでどうやってそれを実現するかというと、そのレンズは世界中で使われている巨大な太陽炉と似たアプローチをとっているとのこと。全米科学アカデミー論文集に掲載された新作の研究論文に詳しく書かれています。

小さなレンズを組み合わせる太陽炉の技術を応用

太陽炉とは、太陽の光を集めてエネルギーに変える装置のこと。旧型の太陽炉には、高額で製造も困難な大型レンズが使われていましたが、今は大量の小型反射材をいろいろな角度に並べて、そこから中央タワーに光を反射する仕組みに。熱生成力の弱い小型レンズでも、数百個並べれば約3500度の高温を生成するんだとか。

今回研究者チームが開発したレンズもまた微細なパーツを無数に組み合わせた構造で、人間の目では判別できないほど。綿密な計算のもと、多数の超小型レンズがカメラのセンサーに向けて光を湾曲して反射することで、1枚のレンズと同じ役割を果たしています。

1/2ページ

最終更新:10/15(火) 12:30
ギズモード・ジャパン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事