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【台風19号】復旧に追われる三浦半島 大きな爪痕残る

10/15(火) 21:20配信

カナロコ by 神奈川新聞

 台風19号の襲来から3日たった15日、三浦半島エリアの被害状況が徐々に明らかになってきた。3市1町で10人がけがを負い、高波による道路の陥没や、強風による保護樹木の倒木もあった。9月の台風15号で大きな被害をこうむった同エリアだが、関係者は再び復旧作業に追われ、市民生活もまた影響を受けている。

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 三浦市で4人が重軽傷を負ったほか、横須賀市で3人、葉山町で2人、逗子市で1人が軽いけがをした。強風による転倒や、割れたガラスによるものが目立った。

 三浦市の女性(77)は12日朝、風にあおられて転倒し足を骨折した。葉山町では同日夜、50代男性が勤め先で、60代男性が自宅3階で、ともに割れたガラスで切り傷を負った。

 横須賀市では、屋外にいた80代男性が飛散したトタンに当たってけがをするケースも。同市野比の歩道では台風の影響とみられる陥没が発生し、13日早朝に70代女性が転落し頭を擦りむいたという。

 道路にも被害が出た。鎌倉市では、国道134号沿いの歩道(同市稲村ガ崎3丁目)が約10メートルにわたって陥没した。

 県藤沢土木事務所によると、陥没の深さは最大約2メートル。歩道下の護岸が崩落したほか、海岸に降りる階段も一部破損した。高波が原因とみられる。

 この影響で同事務所は13日から、現場の国道134号を片側交互通行、歩道の約250メートルを通行禁止とし、復旧作業にあたっている。工事完了の時期は未定で、車両の通行に遅れが生じているという。

 陥没現場から約100メートル離れた歩道脇の「西田幾多郎記念歌碑」周辺に置かれた大型土のうやフェンスなども流された。歌碑と銘板に被害はなかったが、安全確保のため撤去して保管するという。また、国指定史跡鶴岡八幡宮境内の今宮の屋根が倒木で破損するなどした。

 三浦市内では樹齢600年超と推定される市保護樹木のヤマモモが倒れた。

 市環境課によると、同市初声町和田の民有地にあるヤマモモは幹周りが5メートル以上、高さが18メートル以上。9月に三浦半島を通過した台風15号に伴う強風で幹が直径約1メートルにわたって裂け、再び台風に襲われて折れたとみられる。

 横須賀市内でも、住宅の屋根などの損壊や、倒木の報告が複数件寄せられている。市危機管理課は、今後被害が増える可能性があるとしている。

神奈川新聞社

最終更新:10/15(火) 22:06
カナロコ by 神奈川新聞

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