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ホリエモンが課題だらけの医療業界を斬る! 「大学の医学部で経営も教えるべき」

10/15(火) 8:30配信

ITmedia ビジネスオンライン

 予防医療について啓発し、病気を予防する具体的なアクションを行なう一般社団法人予防医療普及協会の「予防医療オンラインサロン〜YOBO-LABO」会員限定トークイベントが、2019年8月22日に東京都港区のDMM本社で開催された。

【図解】ネット予約、キャッシュレス支払い、検査結果オンライン共有可能「クリニックフォア」の特徴

 協会の理事を務めるホリエモンこと堀江貴文氏と、顧問で産婦人科医の三輪綾子氏が、糖尿病の専門医で医療スタートアップLinc’well代表取締役の金子和真氏をゲストに招いて、糖尿病の正しい理解と予防を広める方策を語り合った。

 トークイベントの模様を前・後編の2回にわたってお届けする。前編では、一般の人が気付いていない糖尿病の怖さについて、金子氏から話を聞いた。

一般の人が知らない「糖尿病の怖さ」

三輪: 今日は金子先生に来ていただきました。もともと東大病院の糖尿病内科を中心に8年勤務されて、その後マッキンゼーで7年間、勤務した経歴の持ち主です。ITをフル活用した“次世代クリニック”ブランドの「クリニックフォア」も大盛況と聞いています。糖尿病の専門医でもある金子先生に、糖尿病のお話とITと医療などについて、スライドを交えながらお話いただければと思います。

金子: 私はご紹介いただきましたように内科医で、糖尿病の専門医です。マッキンゼーで仕事をして、昨年スタートアップを立ち上げました。まず糖尿病がどんな病気なのかを説明したいと思います。

 糖尿病は医者にとっては常識ですけども、詳しく知らない人が多いのかなと思っています。がんは、命に関わるすごく怖い病気というイメージを持っていますよね。それに対して糖尿病はどんなイメージかというと、おそらく「健康診断で血糖値が高いって言われたよ、ハハハ」みたいな感じで、軽く流して大丈夫みたいな病気と思っているのではないでしょうか。

 確かに最初は血糖値が上がるだけで、症状はありません。ところが、10年くらい放っておくと、足が腐ったり、目が見えなくなったり、透析が必要になったりします。結構大きな疾患ですが、ほとんど認知されていないのではないでしょうか。さらに脳梗塞などの原因になって、寝たきりになる方もたくさんいます。

 糖尿病予備群の方もすごく多いです。肥満で、血糖値が少し高い人まで入れると、2000万人くらいいます。日本人の5分の1から6分の1くらいの方が予備群を含む糖尿病患者です。予備群2000万人の多くの方から糖尿病になる方は、生活習慣が原因の2型糖尿病ですね。

 生活習慣に関しては、食べ過ぎはやはりよくないです。例えばガッツリ系のラーメンなどは非常においしいですが、カロリーが結構高いですから、食べすぎると肥満になって、糖尿病になりやすくなってしまいます。

堀江: スライドに写っているラーメンは、WAGYU MAFIAがプロデュースしているラーメン(WAGYUJIRO、ワギュジロー)ですね(笑)。

金子: そうですね(笑)。みなさんあまり意識していないかもしれませんが、完全に目が見えなくなると、民間の保険では死亡と同じ保険金が出ます。失明というものは、それくらいクリティカルな状況だと社会的には認知されています。透析もイメージがわかないかもしれませんが、週3回、1回4時間もベッドに横たわりながら、具合が悪くなるといった状態で、非常にQuality of Lifeが悪くなる状態です。

三輪: 血液透析は、静脈と動脈をつなぎ合わせるシャントの手術をして、そこに針を刺して、血液中の不必要な物質を外の機械でろ過します。週3回、1回約4時間かけて自分の血液をきれいにするんですよね。

金子: 透析では針を刺したり刺されたりするのもつらいですが、どちらかというと全身の具合の悪さや旅行に行けなくなるといったダメージや制限事項が大きいです。

 堀江さんが書籍『健康の結論』(KADOKAWA)で書かれていますけれども、やはり予防していくことが重要ですし、食生活と運動は大事です。分かっている人は当然やりますが、分かっていない人にきちんと糖尿病のリスクを伝えて、予防の重要さを理解してもらうことが必要だと思っています。

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最終更新:10/15(火) 8:30
ITmedia ビジネスオンライン

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