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“鉄旅タレント”木村裕子 水没新幹線を廃車にしないで!

10/15(火) 17:05配信

東スポWeb

 台風19号の被害は15日午前11時の時点で、11県で死者66人、行方不明者14人の大災害になっている。関東甲信越、東北のあちこちで河川が氾濫、14日の雨で被災地の復興はままならない。そんななか、鉄道ファンでなくともショッキングな映像だったのが、長野市の新幹線車両センターで、運転台のすぐ下まで“水没”した北陸新幹線の無残な姿だった。水浸しの新幹線は、果たして使い物になるのか――。

 国土交通省や総務省消防庁によると、各地で決壊した堤防は調査の結果、さらに増加して7県の37河川52か所に上ったことが判明。流域が広く水に漬かり、住宅の床上浸水が1975棟、床下浸水は1729棟に達した。水の深さで立ち入りが困難な場所もあり、被害の全容は見通せない。

 深刻なのが交通機関だ。台風で長野市内を流れる千曲川の堤防決壊で、長野市にあるJR東日本の長野新幹線車両センターは多数の車両が水浸しだ。14日までには新幹線車両の周辺から水は引いたが、北陸新幹線は長野駅より北側の新潟県にかけての区間で、被害の把握に時間がかかっている。JR東日本は14日、東京―金沢間全線の運転再開には「相当の期間を要する」と発表した。

 車両センターは長野駅の北東約10キロの長野市赤沼地区にある。避難指示が継続しており、詳しい被災の状況の把握が難しい状態のようだ。JR東日本は「新幹線が走る本線に浸水しているとの情報もあるが、避難指示が出ている区間もあり確認に行けないため、分からないのが実情だ」と説明している。

 北陸新幹線は13日夜から東京―長野間で本数を減らし運転を開始。金沢―富山間の「つるぎ」は通常運転を続けている。14日に金沢―糸魚川間の上下線で1時間に1本程度、運行した臨時「はくたか」は、15日は金沢―上越妙高間に範囲を拡大して運転する。

 車両センターでは、北陸新幹線全車両の3分の1に当たる10編成120両が水に漬かった。同新幹線は、1編成12両の製造に約33億円かかるという。一部では「ここまで水没したら、廃車になる可能性もある」という専門家の意見を報じているメディアもある。

 本紙で「日本全国おもしろ鉄道」(3面掲載)を連載している“鉄旅タレント”木村裕子は「鉄ヲタとしては廃車にしないでほしいです」と訴えた。

 木村は「専門家ではないので、あくまで鉄ヲタ知識」と前置きしながら「新幹線を動かす基盤は床下にあって、もちろん防水対策はしていますが、あそこまで漬かるのは想定外なのでおそらく浸水してると思います。車内も水が入って泥水に浸かってると思うので、座席の布やクッションなどは全交換だと思います」と言う。

 問題は電子機器などがどうなるかだが、木村は「新幹線はプラモデルみたいに組み立てて造ってるので、いったんバラして洗って乾かした後に組み立て直して使える部分はそのまま使うと思います! 車内の壁もテーブルもプラスチックみたいな防水ですしね。北陸新幹線は開業してまだ4年。まだ造って年数たってないので、そのまま廃車にはならないはず! もちろん願望も込めてですけど」。

 新幹線が水没するとは前代未聞の事態だが、果たしてどうなるのか?

最終更新:10/15(火) 17:08
東スポWeb

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