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古河電工、電子部品用巻線事業を強化。高付加価値品の生産設備導入

10/15(火) 6:02配信

鉄鋼新聞

 古河電工は電子部品用巻線の収益力を強化する。次世代高速通信(5G)や全てのものが情報通信ネットワークにつながるIoTの普及などで需要は中期的に拡大。生産子会社古河マグネットワイヤの白根工場(新潟市南区)で高付加価値タイプの新たな極細平角巻線の製造設備を設置するなどして製品構成を高付加価値化する。

 古河電工は電子部品用巻線の収益力を強化する。次世代高速通信(5G)や全てのものが情報通信ネットワークにつながるIoTの普及などで需要は中期的に拡大。生産子会社古河マグネットワイヤの白根工場(新潟市南区)で高付加価値タイプの新たな極細平角巻線の製造設備を設置するなどして製品構成を高付加価値化する。
 古河電工では極細・平角形状のリボン線と呼ばれる巻線を、電流ノイズを除去する電子部品のインダクタなどに供給。5G対応の携帯端末ではインダクタの搭載個数が増えニーズ拡大が見込まれる。またIoTでは通信網と繋がるコネクテッドカーで電子部品向けの需要増を期待。成長市場を高付加価値製品で取り込むことで収益力を強化する。
 より高付加価値なリボン線の製造に向け一部設備を白根工場から台湾のグループ会社に移設。空いたスペースに高付加価値タイプのリボン線の製造設備を設ける。台湾に移管する製品についてはコストメリットの創出が可能となる。 
 また電子部品の回路印刷に用いる極細ステンレス線についても引き続き力を入れる方針。高効率な太陽高発電パネルなどでの需要を取り込む。
 椎木徹巻線事業部門長は「まずは現在のキャパの範囲で製品ミックスを改善し、需要がさらに大きくなれば増産も検討する」と話している。同社では電動車の駆動モータなどに用いる巻線については海外巻線大手との事業合弁による抜本的な事業強化策を打ち出していたが、合弁範囲に入らない電子部品用巻線についても引き続き競争力を強める考えだ。

最終更新:10/15(火) 6:02
鉄鋼新聞

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