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災害が起きたとき 子どもがいる家庭はどのように被害を防いだらいいのか?

10/15(火) 12:31配信

BuzzFeed Japan

今回の台風では長野県でも千曲川が決壊し、下流域を中心に大きな被害が出ています。

私の住んでいる佐久地域も、一部川の氾濫が起こり、下流域ほどではありませんが浸水家屋も出たり、停電や断水もあったりするようです。

一夜明けて町に出たところ、道路のいくつかが寸断され、川の一部と化した田畑を目の当たりにしました。見慣れた北陸新幹線も水没して、その被害の大きさに驚くばかりです。

被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

実は信州に住んでいると、台風や大雨の被害は非常に少ないのです。周辺の他県が雨マークでも、長野だけ降っていないこともあり、ネット上では「ATフィールド(あるアニメ由来の全方位防御シールド)」が張られているのではと冗談を言われるほどです。

アルプスの山々で風雨がブロックされているためと思われますが、それだけに、住んでいる身としてはまさか信州で水害がという思いです。思い返せば昨年水害が起きた岡山も「晴れの国岡山」でした。災害に際して自分のところは大丈夫と思ってはいけないのだと改めて実感しています。

さて、私達は「教えて!ドクタープロジェクト」という子育て世代向けの小児医療啓発プロジェクトを行っています。防災や災害時の対応にも力を入れてきました。

今回の水害はまだ現在進行形です。振り返りにはまだ早いのですが、小児をキーワードに、災害について少しまとめておきたいと思います。
【寄稿:坂本昌彦・佐久総合病院佐久医療センター小児科医長 / BuzzFeed Japan Medical】

SNSは災害時の情報集めに有用

災害時には情報が文字通り命綱です。テレビなどマスメディアの情報ももちろん大変有用ですが、局地的な情報を得るためにはSNSが非常に有効だと改めて感じています。テレビやラジオで報じられないきめ細やかな情報を知ることができるためです。

一方で、情報はネット上にあふれかえっており、目の前をあっという間に流れていきます。

「どんな情報が必要ですか?」と聞かれることもありますが、むしろ「情報発信」だけでなく「情報整理」が求められています。

SNSの#(ハッシュタグ)は非常に有用で、柳田清二佐久市長(@Seiji_Ya)も自ら「#台風19号佐久市」というタグを作って情報整理を促しました。

これで情報へのアクセスがシンプルになり、地元の住民の大きな安心に繋がっていると思います。これからのSNS時代の災害情報発信のひとつの形だと感じています。

SNSが災害時に有用だと考える点はもう一つあります。それはグループで相談ができる点です。

1人では避難が決断できないとき、他の人たちと相談することで避難に向けて背中を押してもらうことができます。居住地域が近い住民同士で相談できるよう繋がっておくことは、災害時にも役に立ちます。

また災害が起きたとき、病院との連絡方法がもっとも切実な問題となるのは医療的ケアが必要な患者さんです。電話が通じない状況下では、SNSが安否確認や、外来受診の可否の確認にも使える有用な選択肢になるのではと考えています。

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最終更新:10/15(火) 12:31
BuzzFeed Japan

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