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“クマゼミの島”JR車窓にPR 坂出市・岩黒中に巨大壁画登場

10/15(火) 23:06配信

山陽新聞デジタル

 坂出市・岩黒島の岩黒中でクマゼミの巨大壁画が完成し、14日、地元住民らに披露された。クマゼミが多数生息する島の自然と同校の歴史を発信しようと、ただ一人の在校生が教員や住民と協力し、瀬戸大橋から眺められる体育館壁面に約3カ月かけて描き上げた。

 同校は1968年、教諭と生徒が3年がかりでクマゼミの生態を研究し、70年の日本学生科学賞の中学生部門最優秀に輝いた実績を持つ。その歴史を本年度の総合的な学習の時間で学んでおり、壁画の制作を企画した。クマゼミの絵は、瀬戸大橋が開通した88年に橋脚の擁壁に描かれているが、島内でしか見ることができず、JR瀬戸大橋線の乗客にアピールできる場所を選んだ。

 2年岩中楓さん(13)を中心に教諭6人とで6月下旬から作業をスタート。高さ約10メートル、幅約16メートルの体育館外壁に足場を組み、橋脚擁壁の壁画を複写した約700枚の方眼紙を壁に貼り付けて輪郭線を書き、青、緑、黒のペンキで着色した。夏休みには地域住民も加わり、羽を広げたクマゼミと幼虫を描き出した。

 壁画は、住民約50人も参加した14日の体育祭で披露され、岩中さんと一緒に記念撮影し、完成を祝った。

 同島には小学生はおらず、岩中さんが卒業した後に中学校は休校になる可能性が高い。「みんなで作業した日々はかけがえのない思い出。この絵を見て、大好きな岩黒島に興味を持ってもらえれば」と岩中さん。川崎晋吾校長は「地域と力を合わせてできた壁画が島を象徴する新たなランドマークになってほしい」と話した。

最終更新:10/15(火) 23:06
山陽新聞デジタル

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