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「テレビ局は“情報流通事業者”になるべきだ」自民・小林史明議員がネット時代のNHKと民放に提言 台風報道を振り返る

10/15(火) 17:40配信

AbemaTIMES

 「災害情報の何をテレビで流し、何はネットで流すのが最も価値の高いメディアミックスだと考えているのかと、誰か国会でNHKに質問してほしいよ。多分そういう考え方をしたことがまったくないんだと思う。テレビvs.ネットじゃないんだってば」。これは台風19号が接近しダムの緊急放流が報じられていた12日夜、ブロガーのちきりん氏がTwitterで発信した問題提起だ。台風情報を含む、災害時のテレビ報道はどうあるべきなのだろうか。14日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、特にネットとの連携、そして役割分担について議論した。

【映像】小林議員、夏野剛氏、カンニング竹山らによる提言

 台風19号が接近していた時、長野県軽井沢町に滞在していたという慶應義塾大学の夏野剛特別招聘教授は「停電が起き、テレビが見られない状態になった」と明かす。

 「そうなるとネットしかないが、古い情報や信憑性の低い情報も多い。これから災害がますます増えて激甚化していく中、ネットでの情報発信はさらに重要になっていく。テレビ局の経営陣も芸能事務所も“ネットは敵だ“などと言うが、少なくとも災害時はそういうことは言ってはいけない。3.11の時もNHKと民放2局がネットでサイマル配信を行ったことで情報が得られたという人もいた。今後は根本的に考えを変えて、テレビ局にネットを使うことを強制し“やらないところには放送波はあげない“くらいのことをしないといけないし、できたことなのにやらなかったことは何なのかを検証してほしい」。

 この提案に、幻冬舎・編集者の箕輪厚介氏も「YouTubeやTwitter見られるようにすればいいのに、テレビをつけないと見られないようにするということが、そもそも時代遅れなのではないか」と応じた。

 カンニング竹山は「東日本大震災の時にも思ったことだが、テレビは地方で起きたことを東京のキー局が受け取って、それをもう一度地方で発信しているような形になってしまっている。そんなことをしていたら、いま情報を知りたい人に伝わらない。地方局にも必ず報道部門はあるので、様々な事情はあると思うが、東京からのキー局の放送は止めてでも、それぞれの地域の情報を放送したほうが地元の人にはありがたいはずだ。そうすれば“あそこでゴミが捨てられる“といったことも分かるようになると思うし、“まだ隣の県のことをやってる。早くこっちをやってくれないかな“というような事態は割けられる」と指摘。夏野氏は「番組の内容についてはその通りだ。確かにキー局の番組の中に時々ローカル局の中継が入る。一方で、ローカルの局には放送を持続できるだけのコンテンツ量が制作できない。それでも“L字“テロップやデータ放送は完全に地域ごとにカスタマイズされている。その点はかなり役立ったし、役割を果たせている。ただ、自分のところが停電になるまでは“傍観者“なので、“ここであんなことが、ここでこんなことが“、として観ているが、自分が当事者になると知りたい情報が変わってくるので、その両方を相手にしないといけないテレビは大変だ」とした。

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最終更新:10/15(火) 21:15
AbemaTIMES

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