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本当はコーナーで抜きたいけど……ハミルトン、DRSは“今後もF1に残る”と語る

10/16(水) 12:00配信

motorsport.com 日本版

 2011年に導入されて以降、今もF1にとって欠かせないシステムとなっているDRS(ドラッグ・リダクション・システム)。これは前車とのギャップが1秒以内であれば、ストレートなど特定の区間でリヤウイングのフラップが開き、空気抵抗が減ることでトップスピードが上がるというものだ。

【動画】2019年F1第17戦日本GP決勝ハイライト

 DRSはF1におけるオーバーテイク増加に貢献し、現在ではDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)でもDRSが採用されている。

 F1は2021年に大規模な規則変更を予定しており、現在よりも先行車を追いかけやすいマシンを生み出すことを目指して研究が行われている。しかしながら、DRSは残すべきであるという提案が既になされているようだ。

 DRS導入後のF1で最もタイトルを獲得しているのはルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。彼はDRSが今後もF1で使われ続けると考えている。

「おそらく、それはF1の一部としてしばらくの間残り続けるだろう」とハミルトンは語った。

「2021年に(DRSが)残るかどうかは分からないけど、僕個人としては残るだろうと思っている」

「ただ、ウイングは今後ますます大きくなっていくだろうし、うまくいけば前のマシンについていきやすくなるだろうから、DRSは必要なくなるかもしれない」

「今は(DRSを使って)ストレートの途中でオーバーテイクしている。もちろんそれはエキサイティングではないし、やっぱりコーナーでオーバーテイクをしたい」

「でもDRSがなくなるかどうかは、そんなに気にすることではない。とにかくその時にできる最大限の方法でポジションを上げていかなければいけないんだ」

 通常、各GPではオーバーテイクの機会をできる限り演出するために、ふたつから3つのDRSゾーンが設けられるが、鈴鹿サーキットで行われた日本GPではDRSゾーンはホームストレートのひとつだけだった。ハミルトンはスプーンカーブと130Rの間にあるバックストレートにふたつめのDRSゾーンを追加するべきだったと主張していた。

「週末になって、DRSがひとつしかないことに気付いた。それは良いアイデアだとは思わない」

「それが(多くのオーバーテイクを)演出すると思うから、DRSゾーンはふたつあった方が良いと思う」

「オーバーテイクするチャンスを得るには、(乱流の影響を受けないよう)前を行くマシンに対して一定の距離を保つ必要がある。ここ(鈴鹿)では特に距離をとる必要があるから、オーバーテイクがあまり見られないんだ」

 ハミルトンは、日本GP決勝終盤にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に迫った。メインストレートではDRSを使ってベッテルに迫ったものの、バックストレートでは逆に離される展開に。結局ハミルトンはベッテルをオーバーテイクできず3位でフィニッシュした。

 ハミルトンの言う通り、鈴鹿サーキットのバックストレートにふたつめのDRSゾーンがあれば、より多くのオーバーテイクが生まれていたかもしれない。

Scott Mitchell

最終更新:10/16(水) 12:00
motorsport.com 日本版

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