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テスラが家庭用蓄電池「Powerwall」の日本展開を発表、価格は100万円を下回る

10/16(水) 7:10配信

スマートジャパン

 電気自動車(EV)ベンチャーのTesla(テスラ)が開発を進めている家庭用蓄電池「Powerwall」がついに日本に上陸する。日本法人であるテスラモーターズジャパンは2019年10月15日、家庭用蓄電池「Powerwall」の日本での設置販売を2020年春から開始すると発表した。

テスラの「Powerwall」。左が本体(蓄電池)で右が「Backup Gateway」

 テスラは2015年に初代Powerwallを発表しているが、今回日本で販売するモデルは2世代目に相当する。蓄電容量は13.5kWh(キロワット時)のモデルのみで、家庭用としては大容量といえる蓄電池だ。外形寸法は1150×755×155mm、重量は114kgで、蓄電池本体の内部にパワーコンディショナーが内蔵されているのが一つの特徴となっている。設置方法は床置きと壁掛けのどちらにも対応し、複数台を設置する場合は、最大10台、135kWhまでの拡張に対応している。動作範囲温度は-20~50℃だ。

 蓄電池本体の設置と同時に、充放電の制御および通信機能などを担う「BackupGateway」を取り付けるのが基本のシステム構成だ。BackupGatewayは分電盤とつなぐ仕組みで、外形寸法は380×584×127mm、重量は11.4kg。屋内と屋外のどちらの設置も可能という。

 Powerwallの出力は、ピーク出力が7kW(キロワット)、連続出力が5kWとなっている。停電などの際には系統との接続を遮断し、自動で蓄電池からの電力供給に切り替える機能を備える。最大80A(アンペア)までのバックアップに対応し、エアコンなどの200V機器も使用可能だ。

 なお、太陽光パネルの発電状況や蓄電池の充放電量などの確認、さらに発電した電力を自家消費優先で利用するといった制御の切り替えなどは、全て専用のスマートフォンアプリから操作が可能だ。

100万円を下回る本体価格、日本での販売戦略は?

 注目の販売価格は蓄電池本体が82万5000円、BackupGatewayが16万5000円(ともに税別)で、2つの合計で99万円とシステム全体では100万円を下回る価格を実現した。この価格には10年の保証も含まれているが、実際に購入する場合、取り付けなどの工事費用が別途発生する。

 テスラといえば、電気自動車などに関してもWebサイトなどを通じた直販体制が特徴となっている。テスラモーターズジャパンでは、PowerwallについてもWebサイトからの受注を受け付ける(既に開始中)。なお、日本での販売目標などは非公表。

 ただ、住宅用蓄電池の場合、実際にはユーザーの自宅などに取り付ける施工作業が必要になる。そこで同社では、Powerwallの販売および施工について、認定制度を導入する方針だ。同社が認定した販売施工会社は、専用のロゴを掲示することが可能になる。

 なお、Powerwallの取り付けに関しては、ロック機構を備える専用部品を壁面などに取り付け、そこに本体を引っ掛けるように取り付けるかたちになるという。取り付けの施工に関しては2名程度で行えるとしている。

 認定施工店については既に全国で5社との提携が決まっており、2020年春の販売開始に向けて今後も拡大する予定だ。

スマートジャパン

最終更新:10/16(水) 7:10
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