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「上司よりAIを信頼する人」の割合は? 世界10カ国対象の「職場におけるAI」調査

10/16(水) 14:25配信

ITmedia ビジネスオンライン

 企業向けソフト大手の米オラクルと調査会社のFuture Workplaceは10月16日、共同で実施した「職場におけるAI」調査の結果を発表した。日本や米国、中国など10カ国が対象。各国における人工知能(AI)の導入状況や、人々のAIに対する受け止め方などが明らかになった。

【画像】世界各国へのAI導入状況

 調査結果によると、「職場で何らかの形でAIを利用している」と回答した従業員の割合は50%。昨年の同調査では32%だったため、およそ1.5倍に増えた。国別にみると、インドが78%でトップ。中国、アラブ首長国連邦(UAE)と続き、それぞれ77%と62%。日本は調査を行った10カ国の中で最低の29%だった。職場への導入を妨げている要因には「セキュリティー問題」(31%)「プライバシー問題」(30%)などが挙げられた。中には「特にない」(21%)という回答もあった。

 また、チャットボットなどAIを搭載している広義の「ロボット」と一緒に仕事をすることについて、65%の従業員が好意的に受け止めている。AIを導入することによって期待できる効果については「自由な時間が増える」(46%)「新しいスキルの学習ができる」(36%)などが並んだ。

 AIが職場に浸透することによって、従業員とマネージャーとの関係が変化しつつあることも分かった。64%の人が「マネージャーよりもロボットを信頼している」と回答。特にインドでは89%の人がマネージャーよりもロボットを信頼。日本でも76%の人が同様の回答をした。さらに、82%の人が「ロボットの方がマネージャーよりもうまく物事をこなす」と回答している。

 では、ロボットがマネージャーより優れている点はどこなのか。上位には「偏見のない情報を提供してくれる」(36%)「スケジュール管理」(34%)「課題解決能力」(29%)などが並んだ。一方、マネージャーの方が優れているとされる点には「従業員の感情の理解」(45%)「指導能力」(33%)「職場カルチャーの創出」(29%)などが挙がった。今後、マネージャーがAIと共存していくためには企画の立案や進行管理といったものではなく、従業員のモチベーション維持など感情面でのサポートが求められていきそうだ。

 調査は7月2日~8月9日の期間に、世界10カ国で行った。対象者となったのは18~74歳の正社員8370人で、マーケティングリサーチ会社のSavantaがオンラインで実施した。

ITmedia ビジネスオンライン

最終更新:10/16(水) 14:25
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