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台風19号 農業に甚大な被害 全容把握には時間

10/16(水) 9:01配信

日本農業新聞

宮城 収穫間近も全滅

 台風19号による豪雨で阿武隈川が氾濫し、町役場が水没した宮城県丸森町では14日夕方から中心部の水が引き、山間部を中心に崖崩れや道路の陥没が分かった。収穫を間近に控えた野菜も水に漬かった。町の中山間地では用水路に泥や石が押し寄せ、農家は来春の田植えへ不安を訴える。

 「ここまでの水量は初めて。秋の農業収入は無くなるかもしれない」と同町の椿井繁美さん(69)は嘆く。椿井さんは阿武隈川と五福谷川の合流地点に近い場所でハクサイやキャベツ、水稲などを計2ヘクタール栽培する。1986年8月に東北を中心に大きな被害が出た「8・5水害」以上の水位の高さだったという。

 12日夜から川が増水し、泥水が畑やハウスを襲った。自宅は海抜が高く、浸水は免れたが、ハクサイやキャベツ、ダイコンなど秋以降に収穫するものは全滅だという。椿井さんは「やる気がなくなる。営農の継続は息子と相談する」と話す。

日本農業新聞

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最終更新:10/16(水) 9:01
日本農業新聞

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